[新日本プロレス] 中邑真輔のIC王座返上は、WWEからの影響があったのか?

11.7大阪パワー・ストラグル 中邑真輔

一旦は中邑真輔vs.ケニー・オメガのIC王座戦が行われると思ったものの、中邑のIC王座返上でこの対決は実現しないものとなりました。その裏にWWEの影響があったかどうか?レスリング・オブザーバーより。


Wrestling Observer 2016.1.13
なぜ中邑はIC王座を返上となったのか?
(Why Shinsuke Nakamura Stripped of IC Title?)

1月5日(火)の午前に中邑真輔の新日本プロレス退団、そしてWWE移籍の話が、MLWラジオのコート・バウアーより報じられ、その後この話はネット上で広まる事となりました。
そして同日行われた新日本プロレスの後楽園ホール大会で、ケニー・オメガが中邑から直接勝利し、中邑のIC王座に挑戦表明しました。この時点で新日本プロレスは2月のニュー・ビギニングで中邑真輔vs.ケニー・オメガのIC王座戦を準備していたと思われます。
しかし1月7日(木)東スポは、1月31日で中邑真輔の新日本プロレス退団が決定していると報じ、そして1月12日(火)新日本プロレスは中邑の退団を正式に発表、中邑が保持していたIC王座は返上となりました。

レスリング・オブザーバーによると、中邑がIC王座の防衛戦を行わず返上となった事に関しては、アルベルト・デル・リオが昨年WWEに復帰した時と状況が似ているものの、WWEが干渉したという兆候は見られないということです。デル・リオが復帰した時は、デル・リオはまだAAA(トリプレア)の王者で、その後デル・リオはベルトを落とす為にAAAに戻ることはありませんでした。それはWWEが当時US王者だったデル・リオが負けることを許さなかったからです。しかしデル・リオがWWEに復帰した時、実は1ヶ月前にAAAとの契約が終了していました。
しかし、2月のニュー・ビギニングで中邑がオメガに敗れてIC王座を失うことに関しては、中邑もしくはWWEがそれを拒否したからではないかと指摘しています。その為に新日本プロレスは、返上という選択を選んだのではないかと。(※結局はWWEが影響していたと思われますが)

またレスリング・オブザーバーは、2月14日のIC王者決定戦でケニー・オメガと対戦する “X” は、棚橋弘至ではないかと予想しています。中邑のラストマッチで対戦する棚橋は、その試合で中邑から直接勝利し、IC王座戦に挑戦表明するのではないかと。
しかし当初の予定では、今年前半は棚橋はマイケル・エルガンとのタッグチームで出場する予定だったそうです。それは去年棚橋が矢野とずっと抗争していたように、体を休める目的です。そして今年後半には去年と同じようにシングル戦線に復帰するということでした。
中邑が退団することとなり、棚橋はオメガとIC王座を巡り抗争していく事が考えらます。そこに後藤洋央紀とエルガンも加わってくる事になるかもしれません。(※現状他に選手がいない)

また新日本プロレスと2年契約をしたとの情報があるロッキー・ロメロですが、レスリング・オブザーバーによれば、実際契約書にサインしたかは不明で、確認できたのは2年間新日本プロレスに出場するのをコミットしただけとのこと。おそらく口約束か、メール等で約束したものだと思われます。(ロメロもそうするように働きかけていたとの情報もあります)
ファレも新日本プロレスと契約をしましたが、ファレはニュージーランドに住んでいて、WWEと契約するとニュージーランドに帰れなくなってしまうのを懸念していたようです。
そしてタマ・トンガについては、タマがツイッターで現在フリーエージェントであることを公表した以外の情報はありません。

※参考:1.5ニュー・イヤー・ダッシュ 試合結果

(情報:Wrestling Observer)


ん〜、選手が増えない限り今年もリマッチが多くなりそうなんですかね?タマについての情報は本当に少ないです。もしWWEに移籍するのであれば、WWE方面から情報が出てくると思われるので、今は移籍する話は無いのかな?
しかし中邑のROH参戦といい、今回のIC王座返上といい、初めから分かっていた事なのにチグハグな感じになってますね。新日本プロレスは当初2月以降も中邑は出場すると考えていたのかな?WWEが影響していたとしても、それは中邑と新日本プロレスとの契約が終了した後の事なので、それに何か問題があるかと言われれば難しい所だと思います。