[新日本プロレス] 木谷高明オーナー、オカダと5年契約で再交渉&ローカルやマイナーと思われたくない

オカダ・カズチカ ドミニオン7.5 in 大阪城ホール

新日本プロレス木谷高明オーナーが、オカダ・カズチカと5年契約の再交渉を考えている事を、東スポにより明らかになりました。


東スポWEB 2016.2.13
木谷オーナー、オカダと5年契約で再交渉

今年1月5日にAJスタイルズ、中邑真輔、カール&ギャローズのWWE移籍の情報が広まり、AJスタイルズは1月24日のロイヤルランブルPPVでWWEデビューし、中邑真輔は1月末で新日本プロレスを退団し、2月2日にはWWEとの契約の為に渡米しました。
カール&ギャローズに関しても、AJスタイルズが最近のインタビューで2人が新日本プロレスに離脱を伝えた事を明らかにしていて、2人もWWE行きがほぼ確実な状態と思われています。新日本プロレスは2016年の前半で一気に4人の主力選手を失う事となりました。

2月13日東スポWEBに新日本プロレス木谷高明オーナーのインタビューが掲載され、昨年12月に単年契約で契約更新したオカダ・カズチカに、5年契約を基本とした再交渉を4月に行う事を希望している事が明らかになりました。
また外国人選手には複数年契約に変更するそうです。

また木谷オーナーは、スタイルズと中邑真輔がWWEに移籍したことで “新日本プロレスがローカルやマイナーだと思われたくない。世界の2大リング制にしないといけない” と語っていました。
さらにオカダ・カズチカをスターにする為の、2億円規模のプロジェクトがある事も明らかにしています。

(情報:東スポWEB)


中邑真輔が米国でもスターになったのは、やはり2015年の1.4東京ドームでの飯伏幸太戦でしょうね。その時には北米でPPV配信されて、しかも実況がジム・ロスという注目される環境が整っていました。そしてあの試合内容があって中邑人気に火がついたと思います。それだけでなく大会前にはジェフ・ジャレットがSNSやYouTubeで、バレットクラブとジム・ロスをうまく使ってプロモーション活動をしてた事も大会を注目させる大きな要因になったと思われます。TNAやROHのPPV購入数は1万件前後だったらしいのですが、2015年のドームは1万5,000件近くまで行ったそうなので。しかも実績がない分、不利な状況だった事を考えると本当に大成功だったとデイブ・メルツァーも言っています。

あと木谷オーナーは “ローカルやマイナーだと思われたくない” と発言していますが、発言の趣旨とは意味が変わると思いますが、最近ROHが照明やステージセットを大幅にアップグレードしました。これは昨年6月からデスティネーション・アメリカでROHが放送された(2015年末でDAでの放送は終了)時、照明が暗くインディ団体との印象が強かった事が視聴者数が伸び悩む原因になったと言われていました。TNAの前の時間に放送された事もあって、比較されより目立ったようです。ROHが照明等をアップグレードしたのは、また大きなケーブルTV局で放送される為というのも理由の1つだそうです。そしてビンスはWWEがチープ&古臭いと思われる事を非常に気にしています。それの為にビンスはWWEアナウンサーに対して禁止ワードなどの細かいルールを作って、それを守らせています。これ以外にもビンスはチープだの古臭いと思われるような事は、WWEの放送から排除する事を意識しているように思われます。これらは多くの視聴者を獲得&維持する上で、重要な要素の1つなのでしょうね。これは米国での話ですが。あとルチャ・アンダーグラウンドの1エピソード分の予算は約4,800万円だそうです。

あと新日本プロレスの契約下の選手がTNAと移籍交渉&合意書にサインまでした事は、新日本がTNAにナメられているって印象を与えてしまったようです。新日本は訴える事は無いと考えているから、TNAはそこまでやったのかと。実際の新日本の契約内容は分かりませんが、でもこの件を見ていた人はそんな印象を持ってしまうって話です。