[WWE] ライバックは3年150万ドルのオファーを断っていた

再契約交渉で決裂し、WWE退団となったライバックですが、WWEのオファーについてライバックは明らかにしました。


Wrestling Inc 2016.8.29
ライバックは3年150万ドルのオファーを断っていた
(Ryback Reveals Walked Away From $1.5 Million WWE Offer)

8月8日(月)に正式にWWE退団が発表されたライバックことライアン・リーブスは、8月29日(月)に自身のポッドキャスト “ビッグ・ガイとおしゃべり” をリリースしました。
ライバックはこのポッドキャストでWWEに感謝を表したが、しかしビジネスの側から見ると納得しない点が幾つかあると指摘しています。
ライバックは契約更新の交渉で決裂し、その後退団となりましたが、最初のオファーは昨年6月1日に行われたエリミネーション・チェンバー2015の後だったそうです。エリミネーション・チェンバーでIC王者となったライバックにWWEは3年150万ドル(約1億5,300万円)オファーをしたのですが、WWEがなぜ自分にIC王者にしたか疑問に思った。そして自分が会社のためにしてきた事を考えれば、それは満足では無かったとライバックは話しています。
さらにライバックはグッズの権利料についてもあまり儲からないし、ホテルとレンタカー代も高くつく。ライバックは1人で移動していたので、グループで移動しているレスラーより割高になり、年間15万ドル(約1,530万円)もかかっていたことも明らかにしています。また3年150万ドルと言っても、税金に40%持って行かれてしまうので、手元に残るのは60%(約9,180万円)になるとのこと。そして他の団体では移動費は別途支給となるようだから、それを確認したいとも話しています。

そしてブッキングについても不満を述べ、ビンス・マクマホンは自分の指示をちゃんと聞いて、用意された台本を一言一句変えずにプロモを行えば、会社のトップヒールにして、ベルトも持たせると言った。さらに今年のレッスルマニア32のオリジナル・プランでは、AJスタイルズと対戦する事になるだろうから、あの小さい軟弱野郎をささっと倒してしまえと言われたのに、実際はKICKOFFプレショーでのカリスト戦だったと話しています。

そしてライバックはWWEからの新しいオファーも受け入れず、逆に自分で修正したオファーを会社に送ったとも話しています。ライバックの最後の登場となる5月1日(日)のペイバックPPVプレショーの時には、WWEは修正したオファーを受け入れる気はなく、自分に酷いブッキングをするだろう思っていたそうで、WWEタレント関連部門幹部のマーク・カラーノに自分からTV放送には出場しないと話し、ビンスには何度も嘘をつかれていたので、その日はビンスと話さなかったとのこと。


※参考:ライバックが契約交渉問題の詳細を明らかに


(情報:Wrestling Inc)


移動費に年間15万ドルだと、最低賃金のWWEメインロースターは12万5,000ドルらしいから、1人移動はまず無理な話ですね。かなりたくさん話しているので、気が向いたら追記するかもしれない。