英国ITVのWOSレスリングが復活へ、デイビーボーイ･スミスJr.も出場するかな？

昨年末パイロット版で復活した英国ITVのWOSレスリング、今度は全10週のウィークリー番組として復活するとのこと。

3月24日(金)英国のITVスタジオ(英国の放送局ITV子会社の番組制作会社)とインパクト･レスリング(カナダの放送局アンセムの子会社)は、協力してITVでワールド･オブ･スポーツ･レスリング(※以下WOSレスリング)を復活させる事を発表しました。
WOSレスリングは30年以上前に終了した番組だが、昨年の大晦日にパイロット版として復活。当初はウィークリーの番組にする事を目指していたが、WWEが英国の優秀な選手達と契約してしまい大晦日のパイロット版も成功とも失敗とも言えない結果で、その後ウィークリー番組の話は中断していました。
しかしITVはその後も番組を取り仕切る事ができる人物を探していて、そして今年旧TNAに復帰したジェフ･ジャレットと交渉を重ね、今回の発表に至りました。(※WWEも5月6日･7日に英国で放送予定の無い大会の収録を行うと発表しているが、どうやらWOSレスリング復活が関係しているそうです。)
ジャレットは最終的に、チーフ･クリエイティブ･オフィサー(COO)としてWOSレスリングに関わる事になりました。そしてITVとインパクト･レスリングが提携(実際はアンセムとらしい)をした事から、新生WOSレスリングにはインパクト･レスリングの影響が色濃く出ると思われます。実際今回の発表でインパクト･レスリングのクリエティブ･チームが協力する事も明らかにされています。

WOSレスリングは最初のイベントとして、5月25日･26日にイングランド･プレストンで大会を行うそうです。WOSレスリングの放送日は発表されませんでしたが、1時間番組で全10回の放送となるとのこと。
レスリング･オブザーバーによると、WOSレスリングはITVで7月の放送開始を予定しているそうです。さらに5月27日も何かしらの収録が予定されているとのこと。
またWOSレスリングの出場選手は、現在インパクト･レスリングの選手と昨年末のパイロット版に出場した選手が中心となる事が計画されているそうです。そして鈴木軍のデイビーボーイ･スミスJr.もパイロット版に出場している事から、声がかかる可能性は高いと思われます。(※5月の収録の時は、新日本プロレスではBOSJが行なわれている)
さらにウィル･オスプレイやマーティ･スカール、ドリュー･ギャロウェイのような選手達も参戦させようとしているようです。

オスプレイは新日本プロレスとROH、そしてスカールはROHと契約しています。日本と北米以外であればブッキングは自由ですが、インパクト･レスリングはROHの競合団体でもあり、新日本プロレスとは関係が良くありません。オスプレイはBOSJがあるのでWOSレスリングの出場は難しいですが、今回ハッキリとインパクト･レスリングの名前が出ている事からROHや新日本プロレス関係の選手が出場するか、そしてWWEがどう絡んでくるかは興味深いところです。
WOSレスリングの更なる詳細は、現地時間3月27日に明らかにされるとのこと。
(※そしてジム･ロスとも交渉中らしい)

(情報：PWInsider)