[新日本プロレス] クリス・ジェリコが再び1.4東京ドームの北米PPV放送をする為に動いている

2015年に1.4東京ドームの北米PPV放送が行われましたが、ジェリコは再び北米PPV放送を実現させる為に動いているそうです。


Wrestling Observer 2017.11.15
ジェリコが1.4東京ドームの北米PPV放送の為に動く

来年の1月4日(木)に開催される新日本プロレス レッスルキングダム12 in 東京ドームで、クリス・ジェリコはケニー・オメガのIWGP USヘビー級王座に挑戦する事が正式決定しました。

そのジェリコとマネージャーのバリー・ブルームを含む何人かが、1.4東京ドームを北米でPPV放送する為に現在動いているそうです。このPPVはインターネット配信では無く、通常のテレビでの有料放送です。現在インターネットでの配信が主流になって来たとしても、まだ購入しやすい従来型のPPVも需要があるそうです。特に新日本プロレスワールドは、英語対応をしたとしてもまだ外国人にはハードルが高いようです。(※ネット対しての抵抗もあるが、新日本プロレスワールドの使いづらさの問題もあるとのこと。)

ジェリコはインタビューでも新日本プロレスワールドに登録していない人達の為に、従来のPPV放送にも対応させたいと話していました。実際2015年の1.4東京ドームは、米国とカナダ向けにPPV放送が行われています。当時はジェフ・ジェレットのGFWと提携し、GFWが北米PPV放送を担当していました。
結局北米PPVは2015年の1回限りで、その後行われていません。ジャレットは引き続き北米PPVを計画していたそうですが、理由が分からないまま北米PPVの計画は終わってしまったそうです。ジャレットは、新日本プロレスとテレビ朝日との3社間契約で、当時はみんな満足していた。しかし彼らが何を考えているかは不明だが、おそらくテレビ朝日が新日本プロレスワールドに集中したかったから手を引いたと思う、と話しています。

新日本プロレスとテレビ朝日にとっては、ジェリコの参戦により新日本プロレスワールドの会員が増える事を期待しているので、北米PPVは特に必要だとは考えないと思われます。ジャレットの時と同じように、新日本プロレスワールドに集中したいと考えていてもおかしくありません。

2015年の時の北米PPVは14,000件の購入がありました。この時はWWEアナウンサーだったジム・ロスとマット・ストラーカーのコンビだった事で注目を得ていたので、当初10,000件も購入があれば成功と思われていた中での大成功となっています。(※当時はまだAJスタイルズがバレットクラブのメンバーだったので、ジャレットがSNS等で上手く宣伝できていた事も大きかった。)

ジム・ロスに関しては、AXSとの契約を延長したようなので、AXS TVで来年の1.4東京ドームの英語版の実況を担当する事になっています。
そして現実問題として、来年の米国でのPPV放送は、時差の問題もありかなり厳しい状況でもあるそうです。米国では深夜での放送となり、録画放送も対応できるが、やはりPPVはライブ放送でないとあまり効果が無いからです。
米国での新日本プロレス人気は2015年より上がっています。しかしファンはすでに新日本プロレスワールドに加入している事も考えられます。新日本プロレスは2014年の12月にスタートしたので、当時はまだ会員数が少ない状況でした。今年5月の時点で、海外からの会員は約10,000人だそうです。
と言う事もあり、現時点では北米PPVが実現するかはまだ不明だそうです。

(情報:Wrestling Observer)


気になるのは、ジェリコ以外にも北米PPV放送の為に動いている人がいるようだが、誰なんでしょう?