コナンがザ・クラッシュを辞めたが、一体何があったのか? ルーシュも一緒に米国のアロ・ルチャに登場

コナンはメキシコの団体ザ・クラッシュを辞めてしまいました。解雇という話もあるが、一体何があったのか?


Wrestling Observer 2017.12.6
コナンがクラッシュを辞める、何があったのか?

12月4日(月)メキシコの団体ザ・クラッシュは、ブッカー兼クリエイティブを担当していたコナンが団体を辞めたと発表しました。コナンが辞めた詳細まではクラッシュは発表していませんが、どうやらそれは発表から1週間前にクラッシュとコナンで話し合いが行われ、そこで決まったようです。コナンが辞める事になったのは、どうやらコナンが密かにAAAのGMドリアン・ロルダンと会談していた事が原因だったようです。
クラッシュはそこで何か取引をしようとしていたのでは無いかと疑いました。しかしコナンはジェフ・ジャレットがのAAAのトリプレマニアでクラッシュの侵略アングルを考えた。だがクラッシュにはAAAから来た選手がいるので、コナンはそれを拒否した。だからインパクト・レスリングはAAAとクラッシュが和解することを望んだので、その為にロルダンと話していたとクラッシュ側に説明したそうです。
クラッシュがコナンとロルダンの会談が行われていたのを知ったのは事後の事でした。クラッシュはコナンがAAAと勝手に会談を行い、何か企んでいるのでは無いかと疑って、そして解雇という形になったようです。さらにクラッシュは、コナンがインパクト・レスリングに出場している間、大会に来ない事も不満があったようです。(※結果的にAAAのクラッシュへの圧力はおさまらず、それでコナンの信頼は失ったとか。)
ただしコナン自身は、信頼と時間が不足していたと。そしてどちらがと言う事では無く、両者がそれで合意した事だと話しているようです。

しかし問題はAAAとの会談だけではありません。コナンは新しいAro Lucha(読みはアロ・ルチャでいいのかな?)のヘッド・ライターに最近就任しました。アロ・ルチャは12月10日(日)テネシー州ナッシュビルで収録を行いました。実はクラッシュも来年4月にニューオーリンズで大会を開催します。当然クラッシュはアロ・ルチャを競合団体として考えていると言うことです。
またクラッシュは選手と契約を結んでいないので、選手はクラッシュとアロ・ルチャの両方に出場する事が可能です。12月10日のアロ・ルチャの大会にはレイ・ミステリオJr.、ペンタ・セロ・ミエド、ルーシュ、ジョン・モリソンが出場しています。そして4人は4WAY戦で対戦しています。

▼その4WAY戦



他にはラ・マスカラやマキシモ、ダガ、ガルサJr.等クラッシュに出場していた選手達が出場しています。またアロ・ルチャは、ビンス・ルッソとクリエイティブ・コンサルタントとして契約したと発表しています。
実はアロ・ルチャという団体のオーナーはアロ・ラックス社なのですが、以前はインパクト・レスリングに出資していました。一時アロ・ラックスはインパクト・レスリングの経営権を狙っていましたが失敗に終わっています。そしてアンセムがインパクト・レスリングを買収した後、インパクト・レスリングからは手を引いていたようです。

(情報:Wrestling Observer)