レスリング・オブザーバー購読者が決める、第35回レスリング・オブザーバー・アワードの結果発表です。
今回は「年間ベストバウト」と「年間最優秀団体]」です。レスリング・オブザーバーのコメントも有ります。
Wrestling Observer 2015.1.21
■2014年レスリング・オブザーバー大賞
（2014 WRESTLING OBSERVER NEWSLETTER AWARDS）
※5点、3点、2点のポイント制です。括弧内は得票数。評価の対象期間は2013年12月1日〜2014年11月30日です。
カテゴリーA
★年間ベストバウト★
1. AJスタイルズ vs 鈴木みのる 8/1東京 (298): 1,855
2. オカダ・カズチカ vs 中邑真輔 8/10 所沢 (143): 1,310
3. 棚橋弘至 vs 柴田勝頼 9/21 神戸 (74): 524
4. アトランティス vs ウルティモ・ゲレーロ 9/19 メキシコ (49): 522
5. 石井智宏 vs 後藤洋央紀 11/8 大阪 (47): 471
6. ザ・シールド vs ワイアット・ファミリー 2/23 ミネアポリス (37): 417
7. 柴田勝頼 vs 本間朋晃 8/3 大阪 (10): 330
8. ダニエル・ブライアン vs トリプルH 4/6 New Orleans (25): 287
9. 石井智宏 vs 内藤哲也 2/11 Osaka (20): 226
10. 石井智宏 vs 本間朋晃 7/26 Akita (19): 181
ここでは新日本プロレスが優勢なのが明白です。TOP10の中に7試合がこの団体から出ています。
複数の試合がG1です。選外には新日本以外の良かった試合がありますが、この年のようなG1があると、凄い試合で彼らが思い出せないくらい当たり前になりました。
AJスタイルズ vs 鈴木みのるはメインイベントですらありません。それが目立ったのは、他の試合と異なるからです。
おかしな点は、試合が終わった後、良い試合だということを知っていながら、翌日に感想を聞かされた後で2人が驚いていた事です。彼らはそんな素振りは見せませんが、この年の候補の試合でした。いうまでもなく優勝候補者です。
おそらくダニエル・ブライアンのレッスルマニアでの勝利は、この候補となる唯一の試合でした。それがTOOPの試合の近くにあったのかさえ分かりません。
★年間最優秀団体★
1. 新日本プロレス (779): 4,064
2. ROH (16): 1,038
3. ドラゴンゲート (36): 884
4. UFC (23): 835
5. CMLL (8): 504
6. WWE (4): 392
7. RWG (8): 348
8. AAA (3): 279
9. Bellator MMA (3): 238
10. DDT (1): 91
今年の投票も新日本プロレスが優位でした。新日本のビッグイベントはレベルが違います。そしてこの1年でビジネスを拡大させました。2年前の2倍以上のレベルになったと思います。
しかし、新日本プロレスワールドを作ってWWEが行く道に続こうとしています。そして初期の会員数は彼らを感動させていない事を示しています。違うところは、WWEがこの年に行ったカット（リストラ？）を、彼らはやらなくて良いように、はるか下の予想にしました。
UFCとWWEは去年問題を抱えていました。UFCはメインイベントで衝撃的な怪我の光景が、特にPPVでありました。そして幾つかのショーが特別だったと思わせるほどたくさんのイベントをしました。まだ彼らのショーの品質は普通に高いです。
WWEも去年は今までで最高のPPVをいくらか行いました。試合の品質も今までより良かったですが、TVの方が良く有りませんでした。
ROHはAJスタイルズやマット・ハーディ（TNA再開まで）などをレギュラー的に参戦させ、事業の改善に取り組みました。そしてreDRagonやヤングバックス、クリストファー・ダニエルズとフランキー・カザリアンのようなチームの登場。アダム・コールとジェイ・ブリスコはシングル戦の主役として試合を改善しました。そしてROHは米国内のテレビ放送範囲をゆっくり拡大しました。
しかし2015年ROHのTV視聴者がTNAと同レベルの間に、TNAが今はやっていないハウスショーとPPVビジネスをやっています。
彼らは世界的な展開にはまだ遅れています。
（情報：Wrestling Observer）
優秀団体の10位にDDTが入ってる！
