[新日本プロレス] KUSHIDA、4.9両国大会の高橋ヒロム戦で脳しんとうを起こしていた

4月9日の両国大会で高橋ヒロムに1分56秒で敗れてしまったKUSHIDA、どうやら試合で脳しんとうを起こしていたようです。


新日本プロレス 2017.4.23
KUSHIDA、脳しんとうを起こしていた

4月9日(日)新日本プロレス サクラ・ジェネシス2017両国大会の第8試合では、高橋ヒロム vs. KUSHIDAのIWGP Jr.ヘビー級王座戦が行われました。試合はゴングの前に挑戦者のKUSHIDAがコーナーポスト上から場外の高橋ヒロムにトペ・コンヒーロを決めて、そして試合スタート。しかし試合中ヒロムがエプロンに立っていたKUSHIDAに、場外めがけてのサンセットフリップ・パワーボムを決めると、KUSHIDAは場外で頭を強打してしまう。
その後動けなくなったKUSHIDAをリングに戻したヒロムは、必殺技のタイムボム2発を決めて試合時間1分56秒でKUSHIDAから勝利。試合後も動けないKUSHIDAは、スタッフの肩を借りてバックステージに戻って行きました。

そして4月23日(日)に更新された新日本プロレス スマホサイトのKUSHIDAの日記で、4月9日の高橋ヒロム戦での敗戦後 “この世の1番深い底にいるような気さえするのは、脳しんとうの後遺症かもしれない” と綴っています。どうやらKUSHIDAは高橋ヒロム戦で脳しんとうを起こしていたようです。
しかし敗戦から2日後の11日にはRPW出場の為に英国に向かったKUSHIDA、現地時間4月13日(木)※日本時間では14日にRPWでザック・セイバーJr.のブリティッシュ・ヘビー級王座に挑戦している事から、どうやら軽度の脳しんとうで済んでいたようです。(※試合は25分を超えて、ザックが勝利しています。)

脳しんとうと言っても、程度の問題で数日で復帰できる事もあれば、1ヶ月以上かかる場合もあります。4月10日放送のWWE RAWで脳しんとうを起こしてしまったフィン・ベイラーは、翌週のRAWの前に検査を受け、そしてその日のRAWで試合復帰しています。ただしこの日ベイラー、相手からの攻撃を受ける事はありませんでした。
心配なのはKUSHIDAの日記では検査を受けた事が書かれていません。ちなみにWWEでは脳しんとうを起こしてしまった場合、インパクト・テストを受けて、完全に問題無い事が確認されるまで試合に出場する事が出来ないそうです。KUSHIDAもちゃんと検査を受けていれば良いのですが……。

2014年7月4日の後楽園ホール大会で、当時IWGP Jr.ヘビー級王者の飯伏幸太に挑戦したKUSHIDA。そのKUSHIDAのキックが飯伏の頭部にヒットして、飯伏は脳しんとうを起こしてしまいました。その後欠場となった飯伏だが、すぐ復帰する事が発表されたにも関わらず、結局脳のダメージが回復していない事が発覚して、出場が予定されていたDDTの試合とG1クライマックス24を欠場する事になっていました。

また心配されるのは、4月9日両国大会の高橋ヒロム vs. KUSHIDA戦の後に行われた、オカダ・カズチカ vs. 柴田勝頼のIWGPヘビー級王座戦では、試合後柴田が硬膜下血腫と診断され手術を受ける結果となっています。術後柴田は意識がはっきりしていて、命には問題無いようですが、2試合続けて脳にダメージを負わせる事態が起こっているので、今後最悪な状態に至る事が無ければ良いのですが……。


※参考:4.9両国 サクラ・ジェネシス2017:高橋ヒロムvs.KUSHIDA


(情報:新日本プロレス スマホサイト)※スマホ専用サイトです。


外部からの警告等がある前に、新日本プロレス内で対処して頂ければ良いのですが……。