レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、今年のG1出場選手の発表を聞いて失望してしまったようです。米国で新日本プロレス人気を広めた1人だと思うので、この反応はちょっと心配です。あと少しだけG1の予想もあります。
Wrestling Observer 2015.6.10
■発表されたG1出場選手に失望です
(Announced G1 Climax lineup is almost a disappointment anyway.)
以下デイブ・メルツァーによる今年のG1の不満
ベスト・オブ・スーパージュニアの決勝戦で今年のG1クライマックスの出場選手が発表されました。G1はプロレスの歴史においても最高のシングル・リーグ戦です。
しかし今年のG1出場選手の顔ぶれは去年とあまり変化がありません。一種の失望のようなものを感じます。
25回という節目なので、サプライズとしてNOAHから丸藤正道や杉浦貴、インディ団体のスター選手やジュニアからの参加があって、スペシャルなイベントにしてくると思ってました。
それに参加選手も去年の22人から20に減っています。鈴木軍(鈴木みのる、ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.、シェルトン・ベンジャミン)の参加がありません。去年のG1での鈴木みのる vs. AJスタイルズ戦はレスリング・オブザーバーのベストバウトに選ばれたし、スミスJr.はリーグ戦の最後で棚橋弘至から勝利しています。初参加はROHのマイケル・エルガンのみです。
鈴木みのるが不参加と知った時、それはもう大きな失望でした。
G1出場選手はROHと新日本プロレスの共同ツアー前にほとんど決まっていたようです。エルガンも前もって決まっていたようなので、ROHは2人目として共同ツアーで大活躍したロデリング・ストロングをプッシュしていました。
このラインナップは明らかに来年の1.4東京ドームのメインイベントをセットアップさせる為にあります。ドミニオンで行われるAJスタイルズ vs. オカダ・カズチカの敗者が、G1で優勝する可能性が考えられます。しかしこれまで外国人選手がG1で優勝した事はありません。AJスタイルズが優勝してドームのメインイベントに出場するのは会社としてリスクがあります。かつてドームのメインにブロック・レスナーが出場しましたが決して成功したとは言えません。
そして飯伏幸太と石井智宏は、この大会で大活躍するはずです。
(情報:Wrestling Observer)
デイブ・メルツァーの見方だと大阪城ホールではAJスタイルズが防衛しそうですね。そしてオカダ・カズチカがG1優勝?そうなると去年と同じような展開になりそうです。でも以前に大阪城ホールで中邑真輔が負けた場合、中邑がG1で優勝する可能性があるとも言っていました。