[新日本プロレス] レスリング・オブザーバーのG1クライマックス25総括

棚橋弘至 中邑真輔

最新のレスリング・オブザーバー・ニュースレターに今年のG1の総括が掲載されていました。かなりの長文だったので箇条書きでまとめてみました。
G1シリーズの途中までデイブ・メルツァーはグチグチ文句言っていましたが、終わってみれば大満足だったようです。


Wrestling Observer 2015.8.20
オブザーバーのG1総括
(G1Climax Review By WON)

今年のG1の総括 by レスリング・オブザーバー


※結局今年のG1クライマックス25は、ハルク・ホーガン全盛期以降、最高のショーでした。

※棚橋弘至と中邑真輔の優勝決定戦は、2人ががこれまで対戦してきた中で最高の試合でした。

※今年のベストバウト級の試合が4つもありました。8月14日の棚橋弘至vs.AJスタイルズ、8月15日の中邑真輔vs.オカダ・カズチカ、石井智宏vs.マイケル・エルガン、そし8月16日の優勝決定戦の棚橋弘至vs.中邑真輔です。
そのうえ、初日の棚橋弘至vs.飯伏幸太も良かったですし、AJスタイルズvs.飯伏幸太、柴田勝頼vs.飯伏幸太も差をつけられているとは思いません。
どの試合も現代プロレスの最先端な試合だったと思います。

※約1ヶ月にもわたるシリーズは、従来のシリーズよりも観客の興奮が下がっている場面もありました。しかし長いシリーズの割に、大きな怪我は例年より少なかったように見えます。

※来年のG1は出場選手を変更する必要があると思います。矢野通と天山広吉を切って、NOHAのトップ選手を入れて欲しい。矢野の試合は楽しいがリーグ戦全部でライト・コメディだった。天山は過去にはG1で大活躍したが、今年は不調から抜け出せなかったように見えます。
あと高橋裕二郎に番狂わせを期待している人もいなかったようなので、彼を変えても問題ないと思います。

※ファレは外国人のモンスターとしてかなりプッシュされています。そしてドク・ギャローズもタッグ王者として出場しています。しかし大きい外国人なら、去年のランス・アーチャーとデイビーボーイ・スミスJr.の試合の方が実際良かったです。そして鈴木みのるが出なかったのは確実にマイナスでした。
しかし鈴木はNOAHで無敗の王者として君臨していて、G1で負けさせるわけにはいかないので、彼が出場しなかったのも理解できます。とはいえ来年はさすがにGHC王者ではな無いでしょう。

※G1のビッグ・サプライズはマイケル・エルガン。後藤、石井、本間との試合が良かった。エルガンは観客の大声援を得られたことで、新日本に新しいキャリアを見つけたかもしれません。
そしてROHでも彼の扱いが変わる可能性があります。ROHの観客達が今の彼を本物のスターと見るようになれば、ROHは彼のプッシュ方法を変えてくる事はあり得ます。

※飯伏は矢野を倒して、内藤とファレと一緒にトップ4の下のポジションに位置していなければならなかった。
柴田にもっと勝って欲しかったと思うが、最後にギャロースに負けたのは、ギャローズはタッグ王者なので彼をプロテクトする為だと思われます。

※全体的に見て今年のG1は成功だったと思う。結局は両国国技館を満員にして観客達は熱狂しました。しかし90年代デビューの選手はどれくらいいたのでしょうか。将来のメインイベンターが育っていない事に不安が残ります。小松洋平や田中翔は見た目も良くて素晴らしいアスリートですが、2人とも小さいです。

(情報:Wrestling Observer)