レスリング・オブザーバーが2月20日(土)東京・後楽園ホールで行われた「HONOR RISING:JAPAN 2016」の★採点を公開しました。デイブ・メルツァーの寸評つき。
Wrestling Observer 2016.2.24
■レスリング・オブザーバーの試合評価
(Wrestling Observer Rating on Honor Rising)
※満点は★★★★★です。
※寸評はレスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによるものです。
第1試合:シングルマッチ
✕デビッド・フィンレー vs. 〇ジェイ・ホワイト
フィニッシュ:逆エビ固め
WON採点:★★★1/4
※寸評:2人は小松洋平と田中翔のお株を奪うような、素晴らしくテクニカルなオープニングマッチだった。
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第2試合:タッグマッチ
〇マット・サイダル&獣神サンダー・ライガー
vs.
デリリアス&✕外道
フィニッシュ:エア・サイダル
WON採点:★★1/2
※寸評:デリリアスは沢山クレイジー・コメディをやって頑張っていました。
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第3試合:シングルマッチ
〇ダルトン・キャッスル vs. ✕カザリアン
フィニッシュ:バン・ア・ラン (スピニング・フェイスバスター)
WON採点:★★★
※寸評:キャッスルが体をひねった時両肩がマットについていたので、タイガー服部は本当にカウントしていた。観客はアメリカのファンをマネてデュエリング・チャントをしていた。
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第4試合:アンダーソン&ギャローズのラストマッチ
カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ&〇柴田勝頼&後藤洋央紀
vs.
カール・アンダーソン&✕ドク・ギャローズ&バッドラック・ファレ&タマ・トンガ
フィニッシュ:PK
WON採点:★★★1/4
※寸評:ファンはアンダーソンとギャローズのラストマッチだという事を知っていたので、2人の為に盛大にチャント。2人は涙ぐんでいた。
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第5試合:タッグマッチ
〇ムース&KUSHIDA
vs.
内藤哲也&✕BUSHI
フィニッシュ:スピアー
WON採点:★1/2
※寸評:観客は “ムース!” チャントを気に入っていたが、普段はあそこまでやらないので幾分ムースの良さを台無しにしてしまった。
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第6試合:タッグマッチ
ロデリック・ストロング&〇マイケル・エルガン&棚橋弘至
vs.
オカダ・カズチカ&石井智宏&✕YOSHI-HASHI
フィニッシュ:エルガンボム
WON採点:★★★3/4
※寸評:本当に良い試合、マッチ・オブ・ザ・ナイト!エルガンとストロングも良かったと思う。試合後のコメントでエルガンがIWGPヘビー挑戦について話していたので、これから数ヶ月の間にメガ・プッシュを受けるかもしれない!
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第7試合:NEVER6人タッグ王座戦
✕矢野通&ジェイ・ブリスコ&マーク・ブリスコ(C)
vs.
〇ケニー・オメガ&マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン
フィニッシュ:マットのファイヤーバードスプラッシュ→オメガの片エビ固め
WON採点:★★★1/4
※寸評:タイトルマッチということを考えると、ちょっとふざけ過ぎな部分もあった。オメガとバックスはニュー・デイに挑もうとしているようだが、長期的に何か企んでいるのか?
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第8試合:ROH世界王座戦
〇ジェイ・リーサル(C) vs. ✕本間朋晃
フィニッシュ:リーサル・インジェクション
WON採点:★★★1/2
※寸評:良い試合でしたが、前日の試合もそうだったように介入が多い。まるで数年前のTNAのようで、新日本プロレスはそうならない方が良いと思うが。多くのファンはアメリカナイズされた介入は嫌います。ヒートを買う為にたまになら良いですが。
(情報:Wrestling Observer)
“ムース!”チャントにしても介入にしてもやりすぎなんでしょうね。マリア、矢野、リマッチ、ローブローあたりもやりすぎたんで、肝心の試合の方に影響して評価が低くなっていったような気がします。やってはダメという分けでは無く、やりすぎたという話です。最初はそんなに低い評価では無かったので。去年のG1で観客動員のピークを迎えたというのも、G1の前の事を考えると関係していそうな気もしますが。
あと米国市場の事を考えると、介入は却ってマイナス要因になるんでしょうかね?