なぜメイ社長はなぜ退任となってしまったのか?
Wrestling Observer 2020.10.1
■メイ社長はなぜ退任となってしまったのか?
9月29日(火)に新日本プロレスのハロルド・ジョージ・メイ代表取締役社長兼CEOの退任が内定したと発表されました。(10月23日の取締役会で正式決定されるとのこと。)
レスリング・オブザーバーによると、メイ社長には3年間で売上高100億円にする目標があったが、社長就任3年目の今年は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言等で3ヶ月以上大会を中止、米国のマディソン・スクエア・ガーデンでの開催も中止になって厳しい状況となった事が影響していたとか。
そして昨年インパクト・レスリングの親会社アンセム・スポーツ&エンターテインメント社がAXSを買収、米国での新日本プロレスの放送が終わってしまいました。
さらに2019年2月にケニー・オメガがAEWに移籍してしまった事も大きかったようです。結局新日本プロレスはAEWとは提携せずにROHとの関係を継続させました。ケニーとジ・エリートの損失は米国開催にも影響がありました。(昨年のMSG大会は満員となったが、チケット発売の時にはジ・エリートのメンバー全員いた。)
ただしAXS TVに関しては新日本プロレス アメリカ法人のの大張高己CEOが “向こうのテレビ局と話し合いながら進めたい。” と話していたので、メイ社長はこの件に関係していたかは不明。(※昨年11月に設立されたアメリカ現地法人にメイ社長の名前は無い。)
2018年度の売り上げは54億円だったのでそこから2倍程度にしなければならないが、これにはTV局との契約が契約が必要になるが実現できなかった事も大きいと思われる。(※AEWの放映権料だけで年間48億円もある。AXSは小さいTV局なのでそこまで払えない。AEWの視聴者数は80万人前後だが、新日本プロレスは20万人程度だった。)
メイ社長は2018年5月23日(水)に新日本プロレスの社長に就任したが、そこからケニー退団、アンセムのAXS買収、新型コロナウイルス感染拡大と不運が続いた感じはある。
またメイ社長のビジョンは新日本プロレスのロッカールームには受け入れられなかったとの話もある。
(情報:Wrestling Observer)
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ケニーとヤングバックスもAEWで活躍しているかと言うと、思ってたほどでは無いかもしれない。コナンはケニーのマイクが下手なので米国では失敗したと言いっていたし…