ワールドタッグリーグ:海外サイトの評価&採点

ワールドタッグリーグ2014 藤洋央紀 柴田勝頼

12月7日、名古屋で行われた新日本プロレスワールドタッグリーグ2014、後藤洋央紀と柴田勝頼の優勝で幕を閉じました。早速、海外プロレスニュースサイト「VOICES OF WRESTLING」が同大会のレビューをしました。辛口レビューと試合の採点をお楽しみください。


新日本プロレスで最も見落とされがちなツアーは愛知で終了しました。
(The most overlooked tour of the New Japan calendar wrapped up in Aichi.)

毎年ワールドタッグリーグ(以下WTL)の問題は、すでに東京ドームのカードが大半決まっていて、新しい筋書きが生まれにくい事です。通常WTL優勝者がドームでIWGPタッグ王座に挑戦するので、優勝予想はさほど難しくありません。後藤&柴田はドームのカード発表はなく、誰かとの遺恨もありませんから。

これには熱心なファンの不満は実に多いです。ただチケットを購入する多くのにわかファンが満足するのなら、少数派の我々を相手にするのは割に合わないでしょう。でもこの先が読める死に体ツアーでも関心を失わず、客が入るのなら我々の我慢は大した事ない。

しかし新日本プロレスの「熱い夜」が始まった2011年からは、最高のWTLでした。特にお気に入りはマリア・ケネリスに惑わされるキャプテン・ニュージャパンです。
そして今回のハウスショーの様な印象の薄いPPV大会は、スペシャルタッグマッチでいっぱいです。ですが試合後にいくつかのドラマが生まれました。では試合の採点をお楽しみください。



田中翔○ vs 小松洋平×
この2人は武藤敬司&蝶野正洋以来の印象的なヤングライオン。
★★1/2


タイガーマスク & BUSHI×
vs
タイチ & エル・デスペラード○
この試合はあまり良く無かった。
★1/2


永田裕志 & 中西学×
vs
ランス・アーチャー○ & デイビーボーイ・スミスJr.
若さを取り戻した中西だったが、やっぱり年相応でした。それでもKESは十分に頑張った。
★★


獣神サンダー・ライガー & キャプテン・ニュージャパン×
vs
マット・ターバン & マイケル・ベネット○ with マリア・ケネリス
マリアに惑わされるキャプテン・ニュージャパン。マイケル・ベネットはシリーズ通して素晴らしかった。
★★


天山広吉○ & 小島聡
vs
ロブ・コンウェイ× & ジャックス・ダン
よく見る標準的なタッグマッチでした。
★★


桜庭和志 & 矢野通○ & 外道
vs
鈴木みのる & 飯塚高史 & TAKAみちのく×
飯塚はアイアンフィンガーを持って狂ったように走り回っていた。ここまでで一番良い試合。
★★★


内藤哲也 & 本間朋晃× & 田口隆祐
vs
AJスタイルズ & バッドラック・ファレ & 高橋裕二郎○
オメガの片翼の天使炸裂!至る所で楽しい、お腹いっぱい。
★★★1/2


棚橋弘至○ & 飯伏幸太 & 真壁刀義 & ラ・ソンブラ
vs
オカダ・カズチカ & 中邑真輔 & 石井智宏 & YOSHI-HASHI×
子供達の目の前で棚橋をツームストン・パイルドライバー!オカダの奇襲とずるっこい作戦、楽しい試合でした。
★★★1/4


後藤洋央紀○ & 柴田勝頼
vs
カール・アンダーソン× & ドク・ギャローズ
これは本当に期待はずれの2チームによる小宇宙でした。ちゃんとレスリングをしてください。ギャローズ&ガンは1年以上の間、ずっとチャンピオンでしたが私の印象に残ってません。後藤&柴田は良い試合するから期待するけど、タッグではイマイチです。
★★3/4



総括
例年通り新日本プロレスのその年のワースト大会でした。ドームむの対戦カードの為の筋書きと考えれば楽しく無いとは意味しません。
ここ数年のはドーム前の味気ない見なくても良い大会でしたが、試合後のドラマをみてカード予想の為に見るのも良いですよ。
(情報:VOICES OF WRESTLING

[njpw01]

青空プロレスNEWSのツイッターで最新情報をチェック!