サバイバー・シリーズPPVで一度はWWE王座を戴冠したものの、5分後にシェイマスにベルトを奪われてしまったロマン・レインズ。しかし誰もが、シェイマスからベルトを取り返すと思っていると思いますが、その道のりはどのようなものになるのでしょうか?
Wrestling Observer 2015.11.25
■王座獲得までの長い道のり
(The Long-term Goal for The Title)
当初11月22日(日)のサバイバー・シリーズPPVでは、ロマン・レインズがWWE世界ヘビー級王座を戴冠したまま終わる計画でした。しかしレインズはトーナメントで優勝し1度はWWE王座のベルトを手にするものの、5分後にはキャッシュインしたシェイマスに奪われてしまいました。この計画に変更されたのはPPV当日の午後になってからだったとのことでした。
レスリング・オブザーバーによると、これは最終的にレインズが王座を獲得するまでの長いストーリーの始まりに過ぎないということです。シェイマスに関しては、2011年のTLC PPVでダニエル・ブライアンがキャッシュインで世界ヘビー級王座を獲得した時と同じような、ジョーク・チャンピオンのようなもので数ヶ月で陥落することになります。ジョーク・チャンピオンの目的はベビーフェイスを持ち上げることにあります。ブライアンが王座を取られた時、皮肉にもその相手はシェイマスでした。
WWEはレインズに対して懸念していることがあります。一部の観客から、会社のゴリ押しと思われているので、未だにTV収録やPPVでブーイングが起こります。なのでオーソリティはレインズに対して酷い仕打ちをし続け、レインズを王座獲得から遠ざけると思われます。それにより視聴者はレインズが王座獲得することを望み、後押しするようになるとWWEは考えているのです。
これは2013〜2014年のブライアンが最終的にレッスルマニア30で王座獲得した時のシナリオのコピーです。
WWEはレインズがWWE世界ヘビー級王座を獲得してWWEの新しいエースになる前に、視聴者から後押ししてもらえる事を望んでいます。しかし現状のWWEの放送を見ている限り、レインズはすでに新しいエースとしてプッシュされているように誰もが見ているでしょう。
(情報:Wrestling Observer)