[新日本プロレス] レスリング・オブザーバーのニュー・ビギニングin大阪 試合評価

レスリング・オブザーバーが2月11日(木)大阪・大阪府立体育会館で行われた「ニュー・ビギニング in 大阪」の★採点を公開しました。デイブ・メルツァーの寸評つき。


Wrestling Observer 2016.2.17
レスリング・オブザーバーの試合評価
(Wrestling Observer Rating on New Beginning)

※満点は★★★★★です。

第1試合:シングルマッチ
デビッド・フィンレー vs. ジェイ・ホワイト
※フィニッシュ:フィニッシュ:逆エビ固め
WON採点:★★★1/4
※素晴らしいグラウンドの攻防の試合。本当に2人の完璧な試合だった。ホワイトはNXTのチャド・ゲーブルに近いものがある。二人とも素晴らしい仕事をするニュー・カマー。唯一残念な点は試合時間が短かったこと。

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第2試合:
ライガー&タイガー&田口
vs.
桜庭&YOSHI-HASHI&外道
※フィニッシュ:アンクルホールド
WON採点:★3/4
※特に大した事は無く。田口はヒップアタックばかり。

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第3試合:タッグマッチ
天山&小島
vs.
永田&中西
※フィニッシュ:ラリアット
WON採点:★3/4
※中西が出ている時は本当に酷かったが、観客はこの試合に熱中していた。

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第4試合:IWGP Jr.ヘビー級王座戦前哨戦
KUSHIDA&エルガン&ロビンソン
vs.
BUSHI&内藤&イービル
※フィニッシュ:EVIL
WON採点:★★3/4
※エルガンは良い仕事をした。

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第5試合:NEVER6人タッグ王座戦
矢野通&ブリスコ・ブラザーズ
vs.
タマ&ファレ&裕二郎
※フィニッシュ:ヴェレノ
WON採点:★
※ほとんど矢野のコメディショーだった。

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第6試合:IWGP Jr.タッグ王座3WAY戦
ヤングバックス(C) vs. レッドラゴン vs. リコシェ&サイダル
※フィニッシュ:シューティングスター・プレス
WON採点:★★★★
※ずっと早いテンポでタイミングもバッチシな素晴らしい試合。

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第7試合:NEVER無差別級王座戦
柴田勝頼(C) vs. 石井智宏
※フィニッシュ:PK
WON採点:★★★★1/2
※これはいつもの柴田と石井の試合だったが、観客は初めから最後まで興奮していた。そして1.4東京ドームの試合をわずかに超えていたと思う。

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第8試合:IWGP IC&タッグ王座戦前哨戦
棚橋&真壁&本間
vs.
オメガ&アンダーソン&ギャローズ
※フィニッシュ:片翼の天使
WON採点:★★★1/2
※バレットクラブの棚橋の右肩集中攻撃は、新潟へと続く見事なアングルだった!

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第9試合:IWGPヘビー級王座戦
オカダ・カズチカ(C) vs. 後藤洋央紀
※フィニッシュ:レインメーカー
WON採点:★★★1/2
※後藤は本当に何かを見失っていると思う。観客も後藤が決して勝てない、間違った判断がそこにはあった事は観客も分かっていたと思う。後藤にステップアップが必要とされていたが、結果はそうではなかった。しかし試合の最後の数分間は素晴らしいものはあったが、最近の棚橋、AJスタイルズ、オカダの3人の試合の質には至っていなかったので、それが失望へとつながった。

大会を通して
※良い大会ではあったものの、近年のビッグイベントの質にはとても及ばないものだった。無駄な試合もあったが、Jr.タッグ王座戦は素晴らしかった。


▼新潟で逆転ホームラン!
※参考:2.14 ニュー・ビギニングin新潟の試合評価

※参考:ニュー・ビギニングin大阪の試合結果

※参考:2.14 ニュー・ビギニングin新潟 試合結果

(情報:Wrestling Observer)


メインイベントの評価の “間違った判断” は、この試合が組まれたことなのか、後藤自身(※ペイント等)なのか?確かに試合自体は物足りなさはあったかもしれません。でも不思議な事に、この試合の後の後藤さんは魅力に溢れていると思う。
でも会場ではウケていたとしても、それが多くの人の関心をつかまえる事には繋がらないという事ですね。第1試合は良かったのに、それに続く数試合はちょっと厳しい評価でした。全体的に厳しい意見が多いですが、新潟大会で覆す事になりますので。