WWE退団が決定的との情報もあるアルベルト・デル・リオ、新日本プロレスとのコミュニケーションはあるらしい……。
Wrestling Observer 2016.8.31
■デル・リオ、WWEとの契約を解除する
(Del Rio has officially cut ties with WWE)
8月17日にウェルネスポリシー違反として30日間の謹慎処分を科されたアルベルト・デル・リオは、この処分が決定的となり、複数年契約のオプションのオプトアウト(契約解除)でWWEとの契約を終了さるといわれています。
レスリング・オブザーバーによると、デル・リオは6月下旬に弁護士を通して契約解除を通知していたが、実はそれ以降も両者は話し合いを続けていたそうです。しかし前述の通り、謹慎処分で契約解除は決定的なものになりました。
デル・リオの契約解除の理由は、自身の起用方法にあったと言われています。当初デル・リオが言われていたものは、メインイベントでプッシュし、そしてポール・ヘイマンをマネージャーにつけるというものだったそうで、そして最終的にはレイ・ミステリオのようなヒスパニック系のベビーフェイス・スーパースターになるというアイデアでした。
しかし昨年10月25日のヘル・イン・ア・セルPPVでのジョン・シナの対戦相手として復帰した時、マネージャーはゼブ・コルターでメキサメリカ・アングルはすぐ終了し、その後のリーグ・オブ・ネイションズではデル・リオはただのメンバーの1人として扱われました。
しかしデル・リオとビンスとの間に問題があったとい事でも無さそうで、デル・リオはいつでも自分はビンス・マクマホン・ガイと言っていたそうです。デル・リオと問題があったのはむしろトリプルHで、それは個人的なものによる問題でした。結局ビンスがデル・リオを必要としていたなら、その問題はうやむやにしておきますが、結果的にはそうはならなかったようです。
デル・リオは米国外であれば、WWEとの契約期間が終了した段階でどの団体にも出場する事が可能です。しかし米国内であれば9月30日まではいかなる団体にも出場する事ができません。
ルチャ・アンダーグラウンドとTNAはデル・リオに関心がありますが、両団体は財政的に安定していません。そしてデル・リオは新日本プロレスとも連絡を取り合っていたが、そうやらデル・リオは新日本プロレスのツアーに参加する事に関心が無いとのこと。長期間のツアーは現段階では考えていないそうです。ただしビッグ・イベントでのスペシャルゲストであれば、可能性はあるとのこと。しかしデル・リオがもし再びAAAと契約する事になれば、新日本プロレスはCMLLと提携している関係上デル・リオを呼ぶ事はしないと思われます。
デル・リオは謹慎処分が下される前に、ペイジと一緒にメキシコのMMA団体コンバーテ・アメリカズのトップ、キャンベル・マクラーレンと会っていました。そして他のMMA団体もデル・リオに関心があるようですが、デル・リオの年齢を考えるとMMAで試合をする事は無さそうです。
(情報:Wrestling Observer)