アルベルト・デル・リオのWWE退団後の動向:UPDATE

WWEを退団したアルベルト・デル・リオ、どの団体とも専属契約はしないと明言しましたが、今後の活動はどうなるのか?


Wrestling Observer 2016.9.14
アルベルト・デル・リオの今後:UPDATE
(Update on Alberto Del Rio’s Future)

9月9日(金)にWWEから正式に契約解除の発表があったアルベルト・デル・リオ、同日デル・リオはメキシコで記者会見を行いリングネームをアルベルト・エル・パトロンに戻す事を明らかにしました。

レスリング・オブザーバーによると、実際はデル・リオとWWEは発表の2週間前には契約解除に合意していたそうです。デル・リオは昨年の9月末にWWEと複数年契約し、その契約には1年後に契約を解除できるオプションも含まれていました。そしてデル・リオは6月にはすでにオプションを行使する事をWWEに伝えていたという事です。しかしデル・リオにはトータル・ディーバス出演のオファーがあった為、交渉期間を考慮されていたそうです。トータル・ディーバスには交際相手のペイジも出演しており、WWEとはまた別にギャラが支払われるとのことでした。

またデル・リオは記者会見で、今後はどの団体とも専属契約をする事は無いと明言しました。そしてどの団体でも一定のギャラで出場するそうです。しかし年間60試合程度しか行わず、2年後に引退を考えている事も明らかにしています。
そういう事でどの団体もデル・リオの出場のオファーをする事ができますが、デル・リオのブッキングに関して調査をした事が確認できた団体はCMLL、AAA(トリプレア)、ルチャ・アンダーグラウンド、ROH、そして新日本プロレスだそうです。またルチャリブレ・エリーテも関心を持っているようです。
デル・リオはインディ団体に対しての出場金額を、1日につき4,000ドル(約40万円)で設定しています。しかし幾つかの団体には異なる金額を設定しているそうです。

ただ新日本プロレスとROHに参戦する可能性は低そうです。ROHには高額な金額が設定されているようで、ROHはその金額を払うとは思われないそうです。新日本プロレスなら支払う能力はありそうですが、デル・リオは子供との時間を優先するため、長いツアーには参戦しません。そして新日本プロレスはCMLLとの関係があるため、デル・リオがCMLLと契約しない限り新日本プロレスはデル・リオにオファーをしないかもしれません。
9月24日メキシコ・ティファナで行われるインディ団体の大会で、レイ・ミステリオJr.とジェフ・コブがブッキングされ、ルーシュとラ・マスカラと対戦する予定でしたが、CMLLはミステリオをAAAの選手だと主張してルーシュとラ・マスカラを出場させませんでした。この団体はミステリオはもうAAAの契約下では無く、どの団体とも契約していないと主張したが聞き入れられませんでした。

そしてWrestling Incによると、デル・リオは今週AAAと協議していたそうです。そして10月2日のAAAの大会でデル・リオの出場が正式に発表されました。

(情報:Wrestling Observer)