新日本プロレス&ROHの北米合同ツアーで、ともにバレットクラブ入りしたアダム・コールとアダム・ペイジ。彼らの加入にはどんな経緯があったのでしょうか。さして2人の今後はどうなるのか?
Wrestling Observer 2016.5.11
■コール&ペイジのバレットクラブ加入:UPDATE
(Adam cole & Page joined Bullet Club Update)
現地時間5月8日(日)イリノイ州シカゴ・リッジで行われた新日本プロレス&ROHの合同興行 “GLOBAL WARS 2016” で、アダム・コールがバレットクラブに加入しました。そして翌日5月9日(月)ミシガン州ディアボーンで行われた “War of The Worlds 2016” では、アダム・ペイジが新たなバレットクラブのメンバーとなりました。
レスリング・オブザーバーによると、アダム・コールをバレットクラブ入りさせる決定したのは新日本プロレスで、そしてコールのバレットクラブ入りを新日本プロレスに提案したのはバレットクラブのメンバー自身だったそうです。特にヤングバックスはコールのバレットクラブ入りをプッシュしていたとか。
そして5月8日シカゴ・リッジ大会でのメインイベントでコールのバレットクラブ入りが明らかになりますが、このアングルを考えたキーパーソンの1人がヤングバックスのマット・ジャクソンだったそうです。
おそらくコールの役割は、ケニー・オメガがヘビー級に移った事で、バレットクラブのJr.ヘビー級の穴を埋める事だと思われます。またヤングバックスとアダム・コールは米国プロレス団体PWGでマウント・ラッシュモア2.0というグループで一緒に活動もしています。(※ロデリック・ストロングもこのグループの1人です。しかしこのグループはROHでは使われていません。)
またアダム・ペイジに関しては、彼はまだ物足りなさがあるという事でROHは彼を何とかしようと考えているのだそうです。おそらくペイジのバレットクラブ加入はROH側からの要請だったかもしれません。ただ逆にこれはnWoの人気が弱まったきっかけと同じような感じを与えるとデイブ・メルツァーは指摘しています。
しかしアダム・ペイジは今後の新日本プロレスのツアーにバレットクラブのメンバーとして出場する事が決定したようです。そしてペイジを要請したのは外道だったということです。
そしてアダム・コールも近々新日本プロレスに登場することになるということで、コールとペイジは今年の夏から新日本プロレスでスタートすることになります。
しかしコールに関してきになる点が1つあります。コールとROHの現在の契約は2017年4月で終了します。そしてコールは以前WWEのトライアウトを受けていて、その時コールの評価は高く契約は間違いないと思われていた程でした。しかしWWEと契約したのはコールと一緒にトライアウトを受けていたアダム・シェル、現在のブラウン・ストローマンです。この時トリプルHはアダム・シェルの飛び抜けた大きさに注目して契約したのだそうです。
そして現在WWEはインディ・シーンの誰よりもアダム・コールの獲得に関心があるようです。そしてNXTのGMウィリアム・リーガルはインタビューで、ポール・レヴェック(トリプルH)が重要視している要素の1つはリアル・ファイトでも勝てると思わせられる風貌があること。ある人物がトライアウトを受けたが、彼は素晴らしかったものの、まだ見た目が若すぎたと話していました。リーガルはそれが誰だかは指摘しませんでしたが、明らかにアダム・コールの事だと言われているのだそうです。コールがトライアウト受けてからもう数年が経ちます。そしてバレットクラブに加入した今、コールの見た目は明らかに以前とは変わっています。そして来年のレッスルマニア・シーズンには、コールの移籍についての噂が飛び交うようになる事が予想されます。
しかしこのタイミングでコールがバレットクラブに入ったという事は、新日本プロレスもコールを長期的に使う事を計画しているという側面も考えられるので、必ずしも来年コールがWWEと契約するという分けでは無いようです。
(情報:Wrestling Observer)