[WWE] 中邑真輔とAJスタイルズが新日本プロレス時から2年4ヶ月ぶりに対戦したが、裏では何があったのか?

レッスルマニア34でついにドリームマッチが実現した中邑真輔とAJスタイルズ、しかし直前になって計画が変更されていたのだそうです。


SliceWrestling 2018.4.8
中邑真輔vs.AJスタイルズの裏に何があったのか?

現地時間4月8日(日)ルイジアナ州ニューオーリンズで開催されたレッスルマニア34。その第9試合ではAJスタイルズのWWE王座に中邑真輔が挑戦。2人のシングルマッチは2016年1月4日(月)東京ドームで開催された新日本プロレス レッスルキングダム10で行われていました。この時はIWGP IC王者だった中邑がボマイェを決めて勝利。
そして2年4ヶ月ぶりの対決は、AJスタイルズが中邑のキンシャサをスタイルズクラッシュで切り返して勝利、WWE王座の防衛に成功しました。しかし試合後、中邑はAJスタイルズにローブローをかまし、その後リングから蹴り落としてからのキンシャサを叩き込みます。おそらく中邑はこの行為でヒールターンしたものだと思われます。

実は当初中邑が勝つと予想されていました。しかし試合直前、ブックメーカーのオッズでも中邑の方が人気が高かったです。どうやら実際に当初は中邑の勝利が計画されていたようです。しかし当日になってビンス・マクマホンが変更しました。その理由は今回ドリームマッチという事でベビーフェイス vs. ベビーフェイスの対決となりましたが、結果思うような注目を集められなかった事が原因だったとのこと。という事で中邑は敗れた後にヒールターンしたという事です。
中邑はレッスルマニアで勝利してWWE王座を戴冠する事は出来ませんでしたが、その代わり今度はベビーフェイス vs. ヒールとして再びAJスタイルズと対戦する事が可能となります。さらにヒールになった事で、脳震盪での引退から復帰する事になったダニエル・ブライアンと対戦も可能となります。ビンスのブッキング哲学は基本的にベビーフェイス vs. ヒールです。ベビーフェイス vs. ベビーフェイスはドリームマッチか、引退試合等の特別な時にしか行われません。それはビンスがベビーフェイス vs. ベビーフェイスはあまり注目を得られないと考えているからだそうです。
ただし4月16日のRAWと17日のスマックダウンLIVEでスーパースター・シェイクアップが行われ、選手がブランド間を移動する事になるので、中邑がAJスタイルズやブライアンとブランドが異なる事になってしまう可能性もあります。おそらく誰が移籍するかは直前まで検討される事になると思われるので、今後に関してはまだ不明な事が多いです。

またレッスルマニアでシャーロットに敗れ連勝記録がストップしてしまったアスカ。以前もしかしたら来年のレッスルマニアのメインイベントでアスカがロンダ・ラウジーと対戦するかもしれないとの噂もありましたが、今回の敗戦でラウジーと対戦するのはシャーロットになる事が明確になりました。


※参考:4月9日放送のRAW ニューオーリンズ大会 試合結果

※参考:1.4東京ドーム・レッスルキングダム10:中邑真輔vs.AJスタイルズ 試合結果


(情報:SliceWrestling)


むしろ負けてヒールターンした方が、今後のストーリーに広がりがあるかもしれませんね。個人的には中邑はヒールの方が持ち味が出そうな気も。もともと新日本プロレスのCHAOSはヒール軍団だったから……。