硬膜下血腫で緊急手術を受けた柴田勝頼、術後の容態で若干の追加情報がありました。
週刊プロレス 2017.4.19
■柴田勝頼の術後の容態:少しUPDATE
4月9日(日)サクラ・ジェネシス2017両国大会でオカダ・カズチカのIWGPヘビー級王座に挑戦した柴田勝頼は、38分間の激闘の末、オカダのレインメーカーで敗れてしまいました。試合後柴田は自力で歩いて戻って行ったが、バックステージに着いたとたんに倒れてしまい、意識はあるものの右半身が麻痺した状態となってしまったために病院へ緊急搬送されました。
病院での検査の結果、柴田は硬膜下血腫と診断され、5時間にも及ぶ緊急手術を受ける事になりました。手術は無事成功し、柴田は試合のことも覚えていて会話も可能な状態で、麻痺も回復傾向にあると報じられました。
柴田の状態が報じられたのはここまでで、その後新たな情報がありませんでしたが、4月19日発売の週刊プロレス 1,900号に柴田の倒れた直後からの様子を振り返る記事が掲載されました。
基本的にはすでに報じられた情報の詳細をまとめたものと、三澤トレーナーのコメントによる記事でしたが、新しい部分としては ”術後柴田の脳には損傷が見られない” との情報がありました。まだ退院のめどが立っていない柴田ですが、三澤トレーナーは “後は1日単位で状態を見て、回復させていく事だけを考える。復帰はまだ考えなくていい事だと思う。” と話していたそうです。ただ具体的に何(どの技)が原因だったかは不明とのこと。
また気になるところでは、レスリング・オブザーバーは、柴田の友人がヘッドバットによって硬膜下血腫の手術を受けたとなると、もう試合復帰の許可は下りないのではないかと話していたと報じています。
最終的には復帰に関しては本人と会社、そして医師の判断によって行われる事になると思われます。以前の東スポの記事では、硬膜下血腫は(医学的な根拠は無いが)再発が高いと言われているので、プロレスラーとして復帰を考えるならば、厳密な検討が必要になるとのことでした。なので本人が復帰を決断したとしても、その後復帰可能か検査する事となり、さらに新日本プロレスも柴田に試合をさせるかを判断しなければならないので、まだ退院すらしていない現状では復帰に関しては全くの未知数といった状況です。そしてすぐに次の段階に移るといった状況でも無さそうです。
もう1つ気になるところでは、レスリング・オブザーバーは柴田が病院へ緊急搬送された後、試合が凄かったと見せるか、他の何かを隠す為に柴田が病院へ運ばれたという演出ではないかと報じていました。その後事実だったと訂正しましたが、柴田が病院へ運ばれた直後、おそらく状況を知っていると思われる関係者の3人から硬膜下血腫は演出だという話を聞いていたそうでなのです。
その関係者の内2人は根拠があると話していたが、どちらも確信を持てる程のものでは無かったとのこと。そして3人目の関係者も同様に話していた事から間違った情報に至ってしまった訳ですが、どうやら現場も情報が行き渡らずかなり混乱していたようです。
(情報:週刊プロレス 1900号/Wrestling Observer)