現在無期限欠場中のダニエル・ブライアンですが、最近のインタビューでは復帰に向けて前向きなコメントをしています。しかしレスリング・オブザーバーによると、今のところWWEはブライアンを復帰させるつもりは無いようです。
Wrestling Observer 2015.7.29
■WWEにブライアン復帰の計画は無い
(WWE have no plans in place for a return of Brian)
以下、レスリング・オブザーバーより
新しく出版されたダニエル・ブライアンの自伝で、自身の長期欠場の理由が首の負傷ではなく脳しんとうによるものだったと初めて公に認めました。
しかしWWEはブライアンが長期欠場を発表してから脳しんとうである事を隠し、復帰について何も語ろうとはしませんでした。そして現在、WWEはブライアンの復帰時期について何も計画をしていません。
ブライアンは “症状がすっかり良くなってWWEの医師にも復帰の許可をもらっている。ブライアン個人の主治医に完全に治してもらった” と言いましたが、WWEの医師は許可を出していません。
WWEは脳しんとうによる訴訟を多く抱えています。今後そのような訴訟を増やさないために、たくさん脳しんとうを起こした選手の起用には当然ながら慎重です。
ブライアンは最近のインタビューでも “もしWWEが復帰を認めなかったら、インディ団体で試合をする。しかし私はもう主治医に治してもらっているんだ” と言いました。
ブライアンはWWEとの契約をあと3年残しています。WWEが彼を必要としなければリリースする事も出来ます。しかし現在のWWEの計画は、ブライアンをタフイナフなどのレスリング以外のプロジェクトに参加させ、常に忙しくさておく事です。これはブライアンを全国的なケーブルTVで放送されているような競合団体に出場させない事が目的です。
ブライアンが望めばWWEを辞める事も可能です。彼なら新日本プロレスと契約して、さらにインディ団体でも高額なギャラを請求できるので、グッズ売り上げも含めればWWEを辞めても年間500,000ドル(日本円で約6,200万円)を稼ぐ事も出来るでしょう。
AJスタイルズやヤングバックスの、新日本プロレスとROHの両方に出場するパターンであれば、WWEの思惑に当てはまらないが、それでもWWEがブライアンをリリースするとは思えません。
WWEは以前レイ・ミステリオにしたように、たとえ試合に出場させなくても競合団体に行かせないために、ブライアンの残りの契約期間内は彼を閉じ込めておくつもりのようです。
(情報:Wrestling Observer)
念のためブライアンがWWEを辞めて新日本プロレスに行くって話では無いです。