以前、棚橋選手がツィートした「WWEファンが新日本プロレスを観るべき10の理由」の理由1~10全て翻訳しました。
見方を変えれば「アメリカ人が見た新日本プロレス」という事になりますね。
1.4東京ドームが決まった今、初めて新日本プロレス観たアメリカ人達はどんな反応をするのか?
とりあえず読んでみてはいかがでしょうか?
※原文はこちら
【10 Reasons Why WWE Fans Should Be Watching New Japan Pro Wrestling】
■はじめに
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2001年以降WCWとECWが無くなってから観たいプロレス無いよね。WWEはたまに良い試合があるくらいだし、TNAはWWEのパクリだし……。
でも良いニュースあるよ!
暗黒期を乗り越え世界最高になろうとしている新日本プロレスを、今や簡単にインターネットPPVで観る事が出来るんだよ!
そうは言っても信じないだろうから、観るべき価値がある10の理由を紹介するね。
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■10.雰囲気
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日本のプロレスはアメリカンスタイルと比べて真剣勝負風ですが、だからと言って華やかさが無い訳ではありません。
選手入場の際はオカダカズチカが怪獣と一緒に出てきたり、凝った演出や幻想的だったりします。
日本のファンはプロレスをスポーツとして観ています。WWEのように皮肉ったりチャント大合唱したりはせず、真剣に応援しています。
良いか悪いかではなくWWEとの違いを試してみる価値があります。
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■9.次の世界的スーパースター
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トリプルHが採用部門に着いた事で、明日のスーパスター獲得を世界規模に広げている。
(最初の獲得のシンカラは失敗しちゃったけど)
日本で沢山の実績があるプリンス・デヴィット&KENTAはWWEと契約をしました。
少し前にはWWEが飯伏幸太に興味を示している噂も渦巻いてたり。
まだ活躍は無いがWWEが新日本プロレスに着目しているのは明らかであり、今の日本のスターが、明日の世界的スーパースターになるかもしれません。
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■8.G1クライマックス
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言わずと知れた新日本プロレス最大の夏の大会。
過去24年間エリート選手達が総当たり戦で戦い、勝者は新日本プロレスの伝説の仲間入り。
優勝者には賞金と1.4東京ドームでのIWGPヘビー級王座に挑戦する権利を受け取る。
基本的には、新日本のレッスルマニアだ。
ヘビー級のシングルマッチはアメリカより稀であり、G1クライマックスが特別なもの一部である。
2013年のG!では年間最高の大会として讃えられました。
トーナメントに関する詳細は年々変わりますが、それは保証されたスリルです。
大会全部で$110しますが、出す価値はあるんです。
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■7.ストロングスタイル
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長年、新日本プロレスのファイトスタイルは「ストロングスタイル」として知られており、ハードな打撃で知られています。
彼らは格闘技の影響を受けたハードな打撃と正確な関節技を用いる。
前田明と長州力らの悪い気取りやよってストロングスタイルな試合は、従来のプロレスより「リアル」に見える傾向があります。
ストロングスタイルは今も健在です。
総合格闘技に取り付かれたアントニオ猪木は、新日本プロレスのレスラーを総合格闘技の試合をさせました。
残念ながら多くの場合不十分な結果で終わり、プロレスを犠牲にして総合格闘技ブームを起こした可能性があります。
それにもかかわらず今の新日本プロレスには総合格闘技の経験を持つレスラーが沢山います。
(いくつか例を挙げる中邑真輔、柴田勝頼、そして鈴木みのる)
彼らはその技術をプロレスに組み込みました。
それを実践するレスラーは新日本プロレスに新しい個性を追加して他と差別化しています。
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■6.海外の影響
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海外のファンが消極的なのは、新日本プロレスを観るとき表示が全て日本語である事。
でも私はアナウンサーの言葉は理解できないけど、WWE以上に興奮して叫んだりするから何となくは分かります。
それでも何かを学んでまで観るというのは確かに困難ですよね。
どうやら変化する時が着たようです。
新日本プロレスのPPVに英語の解説を提供する話が行われていて、これが近いうちに実現しようとしている。
デイヴ・メルツァーは1月のレッスルキングダムでPPV方式によるTV放送が北米で実現するかもしれない。
しかも英語解説は「注目を集める英語アナウンサー」になるでしょう。それはプロレスファンが創造するビッグネームだと思い起こします。
元WWEアナウンサーのジム・ロスがこの仕事に関心を示した事は報告されています。
我々は何が起こるか注視しなくてはなりません。
※英語版アナウンサーは11月11日にジム・ロスと正式発表されました。
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■5.ジュニアヘビー級
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WWE批評家達の不満は、同社がクルーザー部門に力を入れていない事でした。
確かに近年では以前では出られなかったであろうクラスの選手がメインイベントに出られるようになりました。
(ダニエル・ブライアンやセス・ロリンズなど)
しかし、タイソン・キッド、ジャスティン·ガブリエル、JTG、そしてエヴァンボーンなどの有能な選手たちは、クルーザー級があれば活躍しているでしょう。
新日本では、Jr.ヘビー級の活躍の歴史は長く、
そのタイトルはスポーツの歴史の中で最も有名であり、Jr.ヘビータッグによってうまく引き立てられています。
毎年行われるスーパージュニアとスーパージュニアタッグのトーナメントは、さらにとびっきり最高に注目です。
米国でも活躍するスーパースターもジュニアで活躍していましたオーエン·ハート、エディ·ゲレロ、クリス·ベノワ、そしてダニエル·ブライアンなどです。
さらに近年では飯伏幸太やプリンス・デヴィットなどのジュニアの選手がヘビー級レスラーと試合をするようになり曖昧になってきました。
まだ納得しない?今年6月に行われた飯伏vsリコシェの試合を観ればもうイチコロですよ。
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■4.顔なじみの面々
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新日本プロレスの主要メンバーの大半は日本人ですが、常に外国人選手達の存在感があります。
過去にはベイダー、スタイナー·ブラザーズ、そしてご存知のハルク・ホーガン。
彼らは本来のスタイルとは違う荒々しい面を打ち出し、会社の為に争ってきました。
アントニオ猪木は、才能ある外国レスラーを探し出し(1990年代に、同社はWCWで幅広く活動)、そして扱いがとても良かった。
猪木はすでにいませんが、アメリカ・カナダ・ヨーロッパ人の格闘家は今でも参戦しています。
安定したトップヒール軍団のバレットクラブはカール・アンダーソン、ヤングバックス、ドク・ギャローズ、そして元IWGPヘビー旧王者AJスタイルズと勝手にチェアマンに就任したジェフ・ジャレット達のほぼ外国人で構成されています。(11.8大阪でケニー・オメガも加入)
外国人選手はバレットクラブだけではありません。新日本を侵略する鈴木軍の地位を満たしているのです。
天才ROH/TNAのベテラン、アレックス・シェリーはJr.ヘビーに欠かせない選手である。
プログラムが無くても選手が分かっていいよね。
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■3.勝敗は重要
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最近のWWEの一般的な批判は、試合の結果は】特に重要視されないこと。
ジョン・シナは負けた後でもニヤけたり冗談を言ったり、ダニエル・ブライアンが激闘のレッスルマニアでの勝利後暴行を受けたり、負けた選手がすぐにタイトル挑戦権を獲得したりと、勝敗がストーリーの二の次なことは明らかです。
結局、試合云々よりストーリーの方が重要なのです。
新日本ではWWEよりも前もって結果を決めないけど、それが理にかなっているんです。
チャンピオンは滅多に負けませんが、負ける場合はタイトルマッチの伏線になります。タイトルはそれほど守られ、試合(タイトルマッチ)はより重要なのです。
前述のトーナメントへ叩き込みます。勝利と失敗はどんなに重要か。
誰もがG1またはニュージャパン·カップで優勝し、IWGPヘビー級王座挑戦権をゲットしたいが、しかし勝利まではまさに長い道のり。
また、トーナメントで優勝できなくても、チャンピオンやライバルに勝利する事で自身の評価をあげる事が出来ます。 これは結局スポーツなのです。
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■2.棚橋弘至
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ほとんどのプロレスの縮図の中に、普通エースと呼べる存在があります。
スポーツあるあるで、ニワカでもすぐにファンになってしまうアレです。
WWEではダニエル・ブライアン、彼はリングで驚異的なだけでなく、何の役割でもとてもよくこなす。
多くのファンはレッスルマニア出場権の争いに夢中になりながら、チャーリー・シーンにヤギの写真で小馬鹿にされ、精神病院で心理検査を受けさせられるダニエルブライアンを見て笑う事が出来ます。
新日本のエース棚橋弘至は「100年に1人の逸材」として知られている。
これはほらではない、棚橋は世界最高のレスラーの3人の内の1(ダニエル・ブライアンを含む)人とされていて、レスリング・オブザーバー紙の「年間最優秀選手」の3回連続選ばれている。
彼は昨年の最初のレスリング・オブザーバー殿堂入りを果たした。そして彼は既に得た成功に甘んじる事無くパフォーマンスで観客を圧倒させている。
新鋭オカダカズチカの確執は、世代交代を進める為と思われたが、棚橋はまだまだ人気者でありIWGPヘビー級王者をゆずる気は無さそうです。
ダニエルブライアンのように人形に叫んだりする事は必要ない一方、棚橋サンはスポーツの真のマスターと同じように、彼はわくわくさせてくれる仕草やパフォーマンスはもはやカリスマの域です。
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■1.試合
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最終的に、全て1つの方向へ向かいます。リング上でわくわくを伝えられない場合、プロレスの上昇は何も見込めない。
だけどこのリングではたまたま新日本プロレスが特に優れていただけです。
90年代の日本は古典的なアクションをするべき所だったのに、優れたスタッフはライバルの全日本プロレスからきました。
プロレス四天王、三沢光晴・川田利明・小橋建太・田上明たちを総称して呼ばれた。
彼らは太平洋を超えてビデオの貸し借りをしてプロレスを見ていた人のスーパースターでした。
そして20年後、世界中を支配するのは新日本プロレスだ!
前述の棚橋弘至や飯伏幸太のような天才に加えて、中邑真輔やオカダ・カズチカのようなかつてのIWGPヘビー級王者を思わせるの試合で満ちあふれている。
石井智宏(デイヴ・メルツァーは2014年最良のレスラーとして賞賛した)や内藤哲也のような前途有望なレスラーや鈴木みのるやAJスタイルズのような新日本プロレスを侵略しにくるモノまでいる。
デイビーボーイ・スミスJr.やランス・アーチャーなどの沢山の元WWEレスラー達は、パフォーマンスを追求しレスリングの最高峰の環境でスキルを磨いてきた。
新日本プロレスの試合ならどれでも必見のアクション満載で、試合にお金を費やしても誰も公開はさせません。
※デイヴ・メルツァーとは、USAでは有名な格闘技ニュース記者でプロレス大好きおじさん。
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長文お読みいただきありがとうございます。
またの機会をお楽しみください。