12月3日のNOAH ディファ有明大会をもってノアから完全撤退のなる鈴木軍、どうやら予定より早く撤退する事となり、その裏にはやはりノアの事業譲渡が関係していたようです。
Wrestling Observer 2016.12.7
■鈴木軍のノア完全撤退:UPDATE
2015年1月10日(土)プロレスリング・ノア 後楽園ホール大会に乗り込んだ鈴木軍は、その後今年の12月3日(土)ディファ有明大会までずっとノアに出場し続けていました。ノアに出場していたのは鈴木軍だけでなく、新日本プロレスの邪道もいました。邪道に関しては、スペル・クレイジーがノアのメイン・ブッカーを邪道が引き受けていたと話していて、そして外国人レスラーは新日本プロレスによりブッキングされているとも話しています。また海外のプロレスTシャツ販売サイトのPro Wrestling Teesでは、2015年からノアのTシャツの販売を開始しましたが、それのディストリビューターは新日本プロレスとの情報がありました。
そして2016年11月1日(火)にノアの全プロレス事業はエストビー社(現ノア・グローバルエンタテインメント)へ譲渡される事となり、元全日本プロレス代表取締役社長の内田雅之氏が新たにノアの会長となりました。そして内田会長は週刊プロレスのインタビューで、ノアと新日本プロレスが業務提携をしていた事を明らかにしています。しかし内田会長は、ここ1〜2年でノアの業績が悪化し債務超過に陥っていたとも話しており、結果的に新日本プロレスによる支援が上手くいかなかった事も明らかにしています。
レスリング・オブザーバーによると、このノアの事業譲渡により、知らされる事の無かった新日本プロレスはノアに出場していた新日本プロレスの選手を引き上げる事を決めたそうです。その結果、ノアのグローバル・リーグ2016最終戦の11月23日(水)に優勝した鈴木みのるが、GHC王者中嶋勝彦に負けたらノアを去るとの条件での対戦要求に至る事になったとのこと。ノアvs.鈴木軍の最終決着戦は12月2日・3日の2日間で行われましたが、実は12月3日以降のノアのポスターには鈴木軍が掲載されていて、少なくとも12月24日(土)の後楽園ホール大会までは鈴木軍がノアに出場する予定だったようです。
おそらくノア、そして内田会長にとっても、これは予想外の出来事だったかもしれません。内田会長は新日本プロレスの菅林会長と仲が良いので、今後も新日本プロレスの選手がノアに上がる事はあると話していました。確かに内田会長と菅林会長は仲が良いのかもしれませんが、新日本プロレスには決してそうでない人も少なくなかったようです。
(※GHCタッグ王者の邪道&外道は12月24日に出場する事になっていますが)
そしてノアから完全撤退した鈴木軍ですが、今後どうなるかはまだ不明です。新日本プロレスも現在選手過多の為、鈴木軍が全員揃って新日本プロレスに登場する事にはならないかもしれません。
(情報:Wrestling Observer)
最後の時限爆弾はエストビー社への譲渡前の話だったので、おそらく予定が狂ってしまったのでしょうね。最後は何が時限爆弾だったか分からなかったし。
あとアーチャーとスミスJr.に関しても何の情報も無いみたいです。どさくさに紛れて新日本プロレスに戻るかもしれないとのこと。