TNAのクリエイティブ・チーム、そしてマット&ジェフ・ハーディ:UPDATE

今年からアンセム体制となったTNA、どうやらクリエイティブ・チームも大きく変わり、ハーディーズの契約更新にも影響を与えているようです。


PWInsider 2017.2.24
TNAのクリエイティブ&ハーディーズ

ディクシー・カーターが旧TNAの運営会社インパクト・ベンチャーズの株式のほとんどを売却した事で、今年からカナダのTV会社アンセム・スポーツ&エンターテインメントがTNAのオーナー会社となりました。そしてアンセムはTNAの創設者ジェフ・ジャレットをエグゼクティブ・コンサルタントとして呼び戻し、ディクシー・カーターに代わり実質ジャレットが再びTNAを取り仕切っています。
さらにTNAは、ゼブ・コルターとしてWWEに登場していたダッチ・マンテルをクリエティブ・コンサルタントとして呼び戻しました。ジャレットとマンテルは昨年までGFWでも一緒に働いていました。

PWInsiderによると、現在TNAのクリエイティブ・チームはダッチ・マンテル、スコット・ダモール、アビス、ジェレミー・ボラッシュ、ロックスター・スパッド、そしてジャレットがチームを取り仕切っているそうです。
さらに昨年からブロークン・マット・ハーディとなって大活躍したマット・ハーディも、自身のセグメントのクリエイティブに関して多く関わっています。そんなマット・ハーディは、今年の2月でTNAとの契約が終了する事になっていますが、契約更新の交渉でマットは自身に関するセグメントについては、自分でクリエティブをコントロール出来るよう求めていると言われています。
しかし契約更新の話は現時点でも全く進展が無いようで、マットの契約期間はすでに終了してしまった可能性もあるそうです。そして弟のジェフ・ハーディもどうやらこのまま終了となってしまいそうな状況だそうです。

どうやらアンセム体制となったTNAは、クリエイティブ・チームもジャレット&マンテル主導となった事で状況が変わってしまったようです。もしかしたらジャレット&マンテルの構想の中には、ブロークン・マット・ハーディは無い可能性もあるようです。
そしてハーディーズも、ブロークン・マット・ハーディとブラザー・ニーロのキャラクターをインディ・シーンでも利用していて、2人はグッズ売り上げも含めてかなりの金額を稼いでいると思われます。またWWEもハーディーズを呼び戻したいと考えているのは、もう明らかな状況なのだそうです。しかしマットはブロークン・マット・ハーディのクリエイティブを全てコントロールする事に関心があるので、ハーディーズと契約するにはこの条件を受け入れる必要がありそうです。
ただTNAとハーディーズの交渉が終わったという事でも無さそうです。次のTNAの収録は3月2日〜5日の間に行われるので、それまでには何かしらの動きがあるかもしれません。ハーディーズ同様、ドリュー・ギャロウェイもまだTNAと契約更新に関して合意していません。

そしてTNAは、昨年の秋からアルベルト・デル・リオ(エル・パトロン)と契約しようと動いていました。デル・リオとの契約をプッシュしていたのは、ディクシー時代重役だったジョン・ガブリックです。しかしガブリックは、アンセム体制ではクリエイティブ・チームから外されてしまったので、デル・リオの話も無くなってしまったそうです。

ちなみに現在TNAの株主構成はアンセム社(85%)、アロリュクス社(10%)、ディクシー・カーター(5%)となっています。

(情報:PWInsider)