最近メキシコで勢力拡大中のザ・クラッシュにヤングバックスが出場する事が発表されました。しかしROHと新日本プロレスに出場しているヤングバックスにとって、ザ・クラッシュの出場はちょっと問題を含んでいるかもしれません。そしてAAAとペンタゴンJr.の戦いはまだ続いているようです。
Pro Wrestling Sheet 2017.2.24
■ヤングバックスがザ・クラッシュに出場、他
現地時間2月25日(土)メキシコ・ティファナでザ・クラッシュ(メキシコの団体)の大会が開催されました。そして3月25日(土)に開催される同団体の大会に、ヤングバックスとボビー・ラシュリーが登場する事が発表されました。
実は同大会には、今年からTNAのエグゼクティブ・コンサルタントに就任したジェフ・ジャレットも参加していました。ジャレットは今回、選手として出場していますが、しかしTNAのエグゼクティブ・コンサルタントとして、ザ・クラッシュとの関係構築に向けて交渉しているとの情報もあります。さらにTNAの社長のエド・ノードホルム(※親会社アンセムの副社長)も同大会にいました。
そしてザ・クラッシュは、コナンを中心としてメキシコで勢力を拡大しています。ザ・クラッシュは現在ティファナを中心に活動していますが、今後活動地域を拡大する事を計画していて、CMLLは既にザ・クラッシュを競合団体を見なしているようで、所属選手にザ・クラッシュへの出場を禁止しているとの情報もあります。またコナンと関わる事を嫌っているようです。
またヤングバックスはROH(※おそらく新日本プロレスとも)と契約中であり、ROHはCMLLと提携している事からザ・クラッシュへの出場は後々問題視されるかもしれません。ジャレットの出場でさらにTNA色が強まっている状況でもあります。しかしROHとの契約では、米国外の団体出場に関しては選手自身でブッキングを受け付ける事ができるので、ザ・クラッシュの出場自体は契約に違反する事は無さそうです。
そしてこの日の大会にはレイ・フェニックスも出場していましたが、レイ・フェニックスと彼の兄のペンタ・セロ・ミエドがかつて在籍していたAAAは、ルチャ・リブレFMV(※ルチャ・アンダーグラウンドの運営会社、AAAのGMドリアン・ロルダンはこちらのGMも務めている。)を通して米国の団体に警告書を送っていたそうです。その内容は団体が2人をブッキングすると、訴える可能性があるというものでした。レイ・フェニックスとペンタ・セロ・ミエドがAAA在籍時に使用していたフェニックスやペンタゴンJr.、そしてその後AAAとルチャ・リブレFMVが商標登録したレイ・フェニックスとペンタ・0M(セロ・ミエド)の名称やデザイン、キャラクターの権利は自分達が有しているという主張です。
しかしレイ・フェニックスとペンタ・セロ・ミエドは、2人がAAAを退団した後に自分で付けたリングネームです。レイ・フェニックスは、昨年この名称の商標登録していると主張しており、ペンタ・セロ・ミエドはAAAとルチャ・リブレFMVの申請を無効にする為に、両社を訴える準備をしているそうです。
(情報:Pro Wrestling Sheet)
何か色々と複雑になってきましたね。コナンはザ・クラッシュでブッカーをやっているようです。