9月5日に行われたRoad to ディストラクション 名古屋大会で何が起こった?
新日本プロレス 2017.9.5
■名古屋大会で何が起こった?
9月5日(火)愛知・名古屋国際会議場(イベントホール)で開催された、ディストラクション・シリーズ開幕となる名古屋大会。その第4試合では、7月2日(日)のG1スペシャルinUSAでヘビー級転向を発表したバレッタが登場。CHAOSのバレッタは後藤洋央紀とYOSHI-HASHIと組んで、バレットクラブのファレ&高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズと6人タッグマッチで対戦しました。
試合はバレッタがオーエンズにデュードバスターを決めて勝利。ヘビー級転向後いきなり勝利を収めましたが、試合後のコメントでそんなバレッタに噛み付いたのは高橋裕二郎でした。
G1スペシャルに参戦していた裕二郎は、現地でロッキー・ロメロによるバレッタのヘビー級転向の話を聞いていましたが、裕二郎はそんなバレッタのヘビー級転向に対して “俺は認めねぇ。名古屋大会に来た観客も認めね。客の反応見てたら分かるだろ? 新日本プロレスのヘビー級は甘くねぇよ” と厳しいコメント。
ディストラクション・シリーズでは、全体会でバレッタと対戦する事になる裕二郎。特に9月16日(土)の広島大会で行われる六本木バイス・ファイナルマッチでも、オーエンズと組んでバレッタと対戦する事になるので、この試合に向けての挑発か? またバレッタはヘビー級転向後まだ新日本プロレスでシングルマッチは組まれていないが、最初の対戦相手は裕二郎になるのだろうか?
ちなみにバレッタに3カウントを奪われたオーエンズはノーコメントでした。
そして第6試合では、エルガン&棚橋弘至&ウォー・マシーン vs. 鈴木みのる&飯塚高史&KESの8人タッグマッチ。この試合は9月10日(日)広島大会で行われる鈴木みのるvs.マイケル・エルガンのNEVER王座戦と、タッグ王座3WAY戦の前哨戦にもなっています。
試合は飯塚のアイアン・フィンガー・フロム・ヘルが棚橋に直撃して、反則で鈴木軍が敗退。しかし試合後鈴木軍がリングを占拠し、そして鈴木は “俺たちが全てを乗っ取る、だから名古屋にはもう2度と新日本プロレスは来ない。次来るときは鈴木軍プロレスだ!” と宣言。新日本プロレスが鈴木軍プロレスに変わってしまう日は来るのだろうか?
そしてメインイベントではCHAOS vs. ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの10人タッグマッチ。10月9日(月)のキング・オブ・プロレスリングで内藤哲也と石井智宏が権利証争奪戦で対戦する事になっているが、まだ内藤が一方的に石井を権利証防衛戦の相手に指名した状態。そして試合後のコメントで石井は “対戦相手が再戦って言ったらゴチャゴチャ講釈たれる割に、立場が逆になったらすんなり俺の名前を出したな。俺は権利証が欲しいなんて言ってねぇ。いいよやってやる。お前の挑戦受けてやるよ。” と、ようやく内藤の指名に受諾。
一方G1一夜明け会見で ”俺に挑戦したいという奴がいたら口に出さないと、思ってることは口にして出さないと伝わらない。” と言っていた内藤は、挑戦者に指名した石井が何を話していたかが気になるようす。石井のコメントについては、ちゃんと月額課金をしている新日本プロレススマホサイトで確認するとのこと。現時点では石井が内藤の要求を受諾した形になっているが、内藤は2連敗中の石井に対しどのように反撃に出るのか?
そしてウィル・オスプレイとの対戦を要求していた高橋ヒロムは、この日は10人タッグでオスプレイと対戦。ヒロムはオスプレイが自身の好きな猫であった事を再確認したようです。ディストラクション・シリーズではオスプレイとの対戦が組まれていませんが、ヒロムはオスプレイに勝利したあと、6月11日(日)大阪城ホールでKUSHIDAに奪われたIWGP Jr.ヘビー級王座に挑戦する事を考えているようです。
そのIWGP Jr.ヘビー級王座は、9月16日(土)広島大会でエル・デスペラードが現IWGP Jr.ヘビー級王者のKUSHIDAに挑戦する事になっています。ヒロムとオスプレイの試合は、次期IWGP Jr.ヘビー級王座挑戦者決定戦として行われるのか? その試合の勝者が挑戦するのはKUSHIDAかそれともデスペラードか?
また名古屋大会終了後、ケニーの左足の不調が発覚し、その後の精密検査で左ヒザ外側半月板を損傷していた事が判明。ケニーが22日(金)山口・周南大会まで欠場するとのことが発表されました。ジュースとのUS王座戦が行われる24日(日)の神戸大会で復帰予定となっています。
※参考:ケニー・オメガの欠場が正式決定、代打でレオ・トンガ登場
※参考:9.5名古屋 Road to ディストラクション 試合結果
(情報:新日本プロレス)