レスリング・オブザーバーのWK9プレビュー [前編]

レッスルキングダム9

レスリング・オブザーバーによる「新日本プロレス1.4東京ドーム」の試合ガイドです。レスリング・オブザーバーらしく噂情報がチラホラと入っています。新日本とNOAHとの今後の展開等々……。
今回は第5試合までの全編です。


Wrestling Observer 2014.12.31
デイブ・メルツァーのWK9プレビュー
(Dave Meltzer previews the Wrestle Kingdom 9 show)

第0試合:ニュージャパン・ランボー
サプライズは誰?これは観客を沸かせる為に、レジェンド・レスラーを出場させる都合の良い試合です。
新日本プロレスワールドだけの放送で、これはダーク・マッチになります。

ーーーーーーーーーー

第1試合:IWGP Jr.ヘビー級王座4WAY
reDRagon(ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー)
vs
タイムスプリッターズ(KUSHIDA&アレックス・シェリー)
vs
フォーエバー・フーリガンズ(ロッキー・ロメロ&アレックス・コズロフ)
vs
ヤングバックス(マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン)

この試合はテンポが速くなるでしょう。厳しい時間制限が設けられて、通常のタイトル・マッチよりも短時間で試合をしなければならない可能性があります。ですが、彼らの驚くべき技の連続で満たされる事になります。この試合はビッグ・イベントの最初のハイライトとして期待されています。
ボビー・フィッシュとカイル・オライリーが、IWGP Jr.ヘビー級王座を防衛するでしょう。

ーーーーーーーーーー

第2試合
小島聡&天山広吉&本間朋晃
vs
高橋裕二郎&バッドラック・ファレ&ジェフ・ジャレット

小島&天山は老舗のタッグチームで、日本の歴史の中で最高の1つです。2人とも40代前半です。
小島はまだ動く事が出来るのですが、天山の動きはゆっくりでフライング・ニールキックの着地はギリギリです。
本間はこの業界で最高の負け犬選手(※直訳)です。観客は彼が試合で勝つの望んでいるんですが、たぶん彼は落っこちる(※こけし)のに失敗するでしょう。

高橋はプレイボーイ・ギミックです。通常ならビッグイベントでビキニのセクシーモデルを登場させますが。今回は無いかもしれません。それはカレン・ジャレットがリングサイド・デビューする事になっているからです。カレンはアメリカンナイズされたセクシーな誘惑担当です。
※カレンはジェフ・ジャレットの奥さん。そしてカート・アングルの元奥さん。

ーーーーーーーーーー

第3試合
矢野通&シェイン・ヘイスト&マイキー・ニコルス&丸藤正道
vs
飯塚高史&デイビーボーイ・スミスJr.&ランス・アーチャー&シェルトン・ベンジャミン

これは荒れる試合となるでしょう。
矢野vs飯塚は長年のタッグパートナーで、矢野の急所攻撃とターンバックル外し、飯塚のタッグロープでの首締めの通常通りのプログラムが行われます。
飯塚達と同じユニットの、TAKAみちのく、タイチ、デスペラードも良い所で妨害してきます。

この試合のカギとなる丸藤は、NOAHのGHCヘビー級王座のトップスターです。そして確実にヘイスト&ニコルズ vs スミスJr.&アーチャーの戦いがあります。それは今後展開されるであろうNOAHとの確執になります。
現在、新日本とNOAHは財務的に強い関わり合いがあります。2015年は、NOAHに新日本のレスラーが沢山出場するだけでなく、新日本のビッグイベントでNOAHの存在が大きくなっていくでしょう。
この試合は、それの始まりになります。新日本 vs NOAHのアングルが今後出てきても私は驚かないです。

ーーーーーーーーーー

第4試合
桜庭和志 vs 鈴木みのる
MMAの2人の伝説は、鈴木はカール・ゴッチ最後の弟子1人であり、桜庭はビル・ロビンソンの最高の弟子なのです。
試合の始めはサブミッションの為、マットで転がってるはずです。そして場外に出てじらしたり、ビンタ合戦をするはずです。そして色々なサブミッション、チョークスリーパーやアキレス腱固め、そして腕ひしぎ十字固めをよく使います。この試合はKOかサブミッションで終わる事が出来ます。
この試合はグレートか、盛大な期待はずれのどちらかです。

桜庭は怪我の影響で動きが制限されますが、2013年の中邑との試合はベストバウト候補でした。
鈴木はいつもの「年寄りの弱い者いじめ(※直訳)」キャラと、彼の素晴らしい試合運びによって展開する内容になるでしょう。しかし、彼が主役の座に着く時、彼はとても素晴らしいです。

ーーーーーーーーーー

第5試合:NEVER無差別級王座
石井智宏 vs 真壁刀義
この試合は、激しいクローズラインのバトル、ハードチョップ、そしてハイライトに来るのは石井の遅れ気味のスーパープレックスと真壁のジャーマン・スープレックスかもしれない。
しかし、激しいクローズラインやショルダーブロックでの消耗戦の後、この2人は倒れるのを拒否して立ち続けます。

※参考:WK9プレビュー [後編]

(情報: Wrestling Observer)http://www.f4wonline.com


第6試合以降は、後編にて掲載します。お楽しみに。

青空プロレスNEWSのツイッターで最新情報をチェック!