[新日本プロレス&ROH] コーディ・ローデスはやっぱりG1クライマックス27には出られなのか?

以前今年のG1に出場すると話していたコーディ・ローデス、しかし開催期間中に米国の大会に出場する事が決まったが、一体何があったのか?


Wrestling Observer 2017.5.24
コーディ・ローデスはなぜG1に出られなかったのか?

4月1日(土)ROHレイクランド大会前に行われた観客向けのQ&Aセッションで、コーディ・ローデスは今年のG1に出場すると話していました。しかしコーディは、G1開催期間中である8月5日(土)テキサス州オースティンで開催されるレッスル・サーカスの大会に登場する事が明らかにしました。

これでコーディのG1参戦は、かなり難しい状況になった訳ですが、どうやらG1参戦が無くなってしまったのは、コーディがROHとフルタイムの選手として契約する事に関係があるようです。
コーディがROHとフルタイム契約を結ぶとの情報が出てきたのが、4月27日のことでした。しかしコーディはROHとの契約に関して認める発言はしていません。それどころかコーディは、5月14日(日)に行われたROHのTV収録で “ROHは、俺みたいな契約していない選手がベルトを持つのが嫌なようだ” と発言しています。

レスリング・オブザーバーによると、どうやらこれはコーディが再びクリストファー・ダニエルズのROH世界王座へ挑戦する為のストーリーなのだそうです。コーディは5月14日ニューヨーク大会で、ジェイ・リーサルとともにダニエルズのROH世界王座挑戦しました。そしてコーディはリーサルに4の字固めを決めた時、リーサルはマットに3秒以上肩が付いていたと主張しています。しかしその状態のコーディにダニエルズがベスト・ムーンサルト・エバーを決めて、王座防衛しています。
おそらくコーディは6月23日(金)に行われるROHベスト・イン・ザ・ワールドPPVで、再びダニエルズのROH世界王座に挑戦する事になると思われます。ダニエルズのROH世界王座戴冠は、アダム・コールのROH離脱により急に決まった可能性があると考えれば、ベスト・イン・ザ・ワールドPPVでコーディのROH世界王座戴冠はあり得ます。

コーディは今までスケジュールをビッシリと詰め込んでいましたが、徐々にインディ団体の出場を減らしています。米国内では7月15日ノースイースト・レスリングの後は、8月5日レッスル・サーカス、そしてその次は8月25日ノースイースト・レスリングとなっています。状況を考えるとコーディはROHとフルタイム契約を結ぶ可能性は高いそうです。
さらに5月19日のハウス・オブ・ハードコアに出場したコーディは、この大会がハウス・オブ・ハードコアのラストマッチになる演出があったそうです。

もしコーディがROH世界王者となった場合、ROHは他団体でROH世界王者を負けさせる事を嫌うので、その為にG1参戦の話が無くなってしまった可能性も考えられるとのこと。G1に出場した場合、少なくとも3〜4試合は負ける事になります。さらにROH世界王者が多く攻撃を受ける事も嫌がるようです。これはROHに限った話では無く、WWEやTNAも同様な事を考えているそうです。
さらにG1期間中の7月29日(土)には、ROHのTV収録大会もあります。
(※G!シリーズの最後の両国3連戦に出場する可能性はあるかもしれない)

4月1日にコーディはG1参戦を明らかにしましたが、4月末にはコーディのフルタイム契約の話が出てきました。同時にアダム・コールがROHを去る事になり、コーディとROHの状況は変化していきました。おそらく5月7日から始まった新日本プロレス&ROHの北米合同ツアーで、新日本プロレスとROHで色々とミーティングが行われたようなので、そこでコーディに関する事が決定した可能性はあります。
コーディが8月5日のレッスル・サーカス登場が発表されたのは、北米合同ツアーの後の5月17日の事でした。

(情報:Wrestling Observer)


今年の1.5後楽園ホール大会で、当時ROH世界王者のアダム・コールが6人タッグマッチでYOSHI-HASHIから直接3カウント奪われたが、あれは2月の合同興行でYOSHI-HASHIがコールのROH世界王座に挑戦する為だった。
もしかしたらコーディの言っていたG1は、7月1日・2日の米国大会(G1スペシャルUSA)の事だったかもしれないけど。