ROHの大会にサプライズ登場したハーディーズとブリー・レイ、一体どうなっているのか?
PWInsider 2017.3.4
■ハーディーズとブリー・レイ
現地時間3月4日(土)ニューヨークで開催されたROHマンハッタン・メイヘムVIの第5試合、ヤングバックスvs.リオ・ラッシュ&ジェイ・ホワイトのROH世界タッグ王座戦は、ヤングバックスが勝利して王座防衛に成功。その直後ブロークン・マット・ハーディとブラザー・ニーロ(ジェフ・ハーディ)の2人が現れ、防衛した直後のヤングバックスに挑戦する事に。試合はハーディーズが勝利して、新ROH世界タッグ王者となってしまいました。
そして試合後マット・ハーディは “今まではヤングバックスがROH史上最も大きな契約だったが、それは俺達がROHと契約するまでのことだ。俺達は3月10日のROH15周年記念PPV、その翌日のTV収録、そして4月1日フロリダ州レイクランドの大会に登場する。” と話し、ROHと契約した事を明らかにしました。
ハーディーズの2人は、2月末でTNAとの契約が終了し、その後はフリーエージェントとなっていました。そして2人にはWWE復帰の噂もあり、すでにWWEと接触して復帰に向けて協議が行われたとの話もあります。しかしその時はまだ本格的な交渉の前段階で、WWEは2人に契約のオファーまではしていなかったそうです。
しかしハーディーズが本当にROHと契約したかはまだ不明で、PWInsiderも、現時点では確認する事ができなかったとのこと。しかし少なくとも既に発表されている4月1日のROHレイクランド大会までは出場します。元々レイクランド大会では、ハーディーズがヤングバックスのROHタッグ王座に挑戦する予定だったので、おそらくレイクランド大会はヤングバックスがハーディーズに挑戦する事になると思われるので、ハーディーズの今後のROH参戦に関してはそこで明らかになるかもしれません。
もし早いうちにWWEと契約する事になれば、4月のレイクランド大会でタッグ王座を落とす事になると思われます。またハーディーズは、ROH以外でもインディ団体のベルトを持っているので、こちらも落とさなければなりません。(※ROHのTVに登場するのであれば、まだWWEとの交渉はあまり進んでいないと思われます。WWEはROHをNXTの競合団体と考えているので。)
ROH Tag Champs
TNA Tag Champs
OMEGA Tag Champs
South America Tag Champs
Mid-Atlantic Tag Champs
Mexican Tag Champs
National Tag Champs pic.twitter.com/66uDvqpvSn— #BROKEN Matt Hardy (@MATTHARDYBRAND) 2017年3月5日
そして3月4日のROHニューヨーク大会にはババ・レイ・ダッドリーことブリー・レイが登場しました。この日のメインイベントの第9試合で、ボビー・フィッシュがアダム・コールのROH世界王座に挑戦したが、結果はコールの王座防衛。試合後バレットクラブはフィッシュを攻撃するが、そこに救出に現れたのがブリー・レイでした。
実はブリー・レイは、現在行われているTNAのTV収録に向けてTNA復帰のオファーを受けていました。かなり高額なオファーだったそうです。しかし交渉は最終段階でまとまらなかったそうです。結局ブリー・レイはTNAの収録に現れる事はありませんでした。
そしてROHに登場したブリー・レイですが、ブリー・レイは契約に関しての言及はしませんでした。しかしROH参戦を匂わせてからROHのCOOジョー・コフを呼び出し “俺はブリー・レイだ、今ROHにいるぞ” と叫んだが、ジョー・コフは現れずニューヨーク大会は終了したそうです。
ブリー・レイの今後に関しては今のところ不明ですが、どうやらTNAとは契約しなかったようです。3月10日にROH15周年記念PPVがあるので、そこで何かあるかもしれません。ちなみにディーボンは、ほぼ現役を引退している状態で、現在はWWEでフルタイムのエージェントをしております。
※参考:3月4日 ROHニューヨーク大会 試合結果
(情報:PWInsider)
2015年にサモア・ジョーがTNAを退団した時と状況が似ていますね。ただあの時はまだWWEはROHを競合団体としてみていませんでした。WWEが考えを変えたのは、その後ROHがデスティネーション・アメリカで放送されるようになってからでした。