[新日本プロレス] ケニー・オメガ、同じUS王者のAJスタイルズの存在が復帰のモチベーションに

かつて自らの手でAJスタイルズをバレットクラブから追放したケニー・オメガ、しかし怪我からの復帰にはAJスタイルズの存在が大きく関係していたようです。


東スポ 2017.9.25
ケニー・オメガ、AJスタイルズが復帰のモチベーションに

2016年1月5日(火)に行われたニューイヤーダッシュ!! 後楽園ホール大会の第6試合では、中邑真輔&YOSHI-HASHI vs. AJスタイルズ&ケニー・オメガのタッグマッチが行われました。
試合はAJスタイルズとケニーのコンビネーションが炸裂し、ケニーが中邑に片翼の天使を決めて勝利。しかし試合後ケニーはAJスタイルズにも片翼の天使を決めてしまい、AJスタイルズをバレットクラブから追放してしまいました。
前日の1.4東京ドームでAJスタイルズが中邑に敗れてしまった事で、AJスタイルズはバレットクラブからお払い箱となってしまったのです。(※実際はAJスタイルズがWWEと契約する事になっていたので、この日が最後の登場だった。AJスタイルズは前日に新日本プロレスにその事を伝えている。)

そしてバレットクラブの新たなリーダーとなったケニー・オメガ。その後はIC王座戴冠、NEVER無差別級6人タッグ王座戴冠、そして外国人として初めてのG1制覇を達成。さらに今年の7月1日(土)・2日(日)のロサンゼルス大会で行われたIWGP USヘビー級王座決定トーナメントに優勝し、初代USヘビー級王者にもなっていました。
そんな初代USヘビー級王者のケニーは9月24日(日)のディストラクション in 神戸で、最初のUSヘビー級王座防衛戦を行いました。しかしディストラクション・シリーズが開幕した9月5日名古屋大会の後に、左ヒザ外側半月板の損傷が発覚し手術を受ける事に。そして復帰戦がUS王座防衛戦となってしまったケニーでしたが、挑戦者ジュース・ロビンソンのヒザ攻めを耐え抜き、最後は雪崩式片翼の天使を決めて勝利。最初のUSヘビー級王座防衛戦を無事勝利で終える事となりました。

手術からの復帰戦という苦境を乗り越えたケニー・オメガ、東スポによると、実は試合前にかつて自らバレットクラブを追放したAJスタイルズと電話で話していたのでそうです。
バレットクラブを追放されたAJスタイルズはその後WWEと契約。そして今月16日(土)にはスマックダウンLIVEによるWWE日本公演の為に来日していました。ファレやタマ・トンガ達はAJスタイルズと再開していましたが、ケニーはリハビリ中の為再開はできず、その代わりに電話で話をしたようです。

電話でAJスタイルズはケニーの怪我を心配していたそうですが、2人は特に多くは話さなかったようです。(※ケニーが会話の内容を明かさなかっただけかもしれないが)
しかし現在2人はともにUS王者、ケニーは東スポのインタビューに “(AJスタイルズは)アスリートのようなライバルだと思っている。直接試合はできないが、俺とAJは(試合の)クオリティーで戦っている。2人ともUS王者だから俺が試合をしていなかったら、ライバルの価値が下がるだろ。” と話し、AJスタイルズの存在が復帰のモチベーションになっていた事を明らかにしていました。

追放した時にはスタイルズクラッシュをもAJスタイルズに決めていたケニーですが、今では良いライバル関係のようです。


※参考:2016年1.5 NEW YEAR DASH !! 後楽園ホール大会


(情報:東スポ)