ついに実現したケニー・オメガvs.クリス・ジェリコ、この試合を実現させる為に裏で暗躍していたドン・キャリストジェリコは、この試合に至る経緯を明らかにしました。
Talk Is Jericho 2018.1.3
■ケニーvs.ジェリコは、キャリスのアイデア
1月4日(木)レッスルキングダム12 in 東京ドームで、ケニー・オメガはクリス・ジェリコを倒してIWGP USヘビー級王座の防衛に成功しました。実はこの試合が行われる前、ジェリコは新日本プロレスワールド英語版の解説者ドン・キャリスとポッドキャストの収録を行っていました。
キャリスはこの試合を実現させる為に、裏で実際に動いていた中心人物の1人です。そしてケニーとジェリコ、キャリスの3人は同じウィニペグ出身という共通点があります。
一体誰が最初にケニー vs. ジェリコを考えたのか? ビンスはジェリコに何と言ったのか?
以下そのハイライトになります。
ドン・キャリスはケニー・オメガが17歳の時に出会っていた。キャリスはケニーの為に、(おそらくカナダの)地元の団体にブッキングしたが、理由は分からないがある大会にケニーは現れなかった。
その後2人は疎遠になっていったが、時が過ぎてキャリスがツイッターを始めると、ケニーから連絡が来て新日本プロレスワールドで解説の仕事をゲットできるかもしれないと言われた。数週間後、何故だか新日本プロレスはランス・ストームにオファーしてしまったが、最終的にキャリスとで話が決まった。(※2016年末まで英語版の解説はスティーブ・コリノが務めていたが、コリノはWWEのコーチになったので解説を辞める事になっていた。実はキャリスとストームは現在一緒にポッドキャストをやっている。そして新日本にキャリスを紹介したのがケニー。ケニーはキャリスに恩返しがしたかったそうです。)
キャリスはケニーに恩返しをしたいと思い、1.4東京ドームでケニーが何かできないかと考えたのだそうです。そしてキャリスが考えたのが、同じウィニペグ出身の2人が1.4東京ドームで決着をつけるという、ケニー・オメガ vs. クリス・ジェリコという事だったそうです。
そしてキャリスがジェリコに電話をすると、ジェリコは “これはかなりすごい事になるぞ” とスグにキャリスのアイデアを気に入ってくれたそうです。そしてキャリスはケニーにも伝えると、同じように興奮していたとのこと。
そしてキャリスはこの対決を実現させる為に動き始めました。外道もいつか新日本プロレスでジェリコと一緒に何かやりたいと思っていたので、新日本プロレスの協力を得るのも早く決まったそうです。
キャリスはこの後、この試合を実現させるために2ヶ月を費やしました。しかし問題は起こりました。新日本プロレスは正式にジェリコにオファーをしたが、この時のオファーはジェリコがほぼ断る寸前になるまで低い金額だったのだそうです。失礼なオファーだったので、キャリスは状況を改善させなければならなくなりました。
そして交渉がまとまりかけるとジェリコは、契約が決まる前にビンスにだけは知らせておかなければと思い、ビンスに連絡しました。ビンスとの話は長くはならなかったそうです。ビンスは “それをやるべきだ。みんなジェリコがWWEに尽した人間だという事を知っている。日本でWWEの旗を振るようなもんだ。” と言ったとのこと。
ビンスの許可を得たジェリコはこの後、全体のアングルを考え、そしてケニーとジェリコのTwitter上での喧嘩に至るという事だそうです。
※参考:1.4東京ドーム ケニーvs.ジェリコ試合結果
(情報:Talk Is Jericho)
ジェリコのアイデアでは無かったんですね。