来年の1.4東京ドームでケニー・オメガと対戦するクリス・ジェリコ、その本当の目的とは？
Busted Open Radio 2017.11.11
■ジェリコがケニーとの対戦の目的を語る
来年の1月4日(木)に行われる新日本プロレス レッスルキングダム12 in 東京ドームで、クリス・ジェリコがケニー・オメガのIWGP USヘビー級王座に挑戦する事が正式決定しました。実はこの対決を最初に考えたのはジェリコ本人でした。
ジェリコは今年の7月までWWEに出場していて、それまではWWE以外の団体に出場しないと度々言っていたジェリコですが、一体ジェリコは何を目的としてこの対決をしようとしているのか？ ジェリコはバステッド・オープン・ラジオに出演して、その目的の一部を話しています。
以下そのハイライトになります。
ジェリコ：俺は今までに無かった事をするのが好きなんだ。俺はWWEでもかなり特別なポジションにいると思ってるし、会社とは良好な関係だ、特にある人物とは。だから通常のルールは俺に当てはまらないのかもしれない。それに俺のリスペクトが功を奏しているし、彼らがやろうとしている事に背いている訳じゃ無い。俺はまだWWEの人間だし、WWEが俺のホームだ。だがらといってWWEに縛られている訳じゃ無い。
俺が新日本プロレスに行って東京ドームのメインイベントで試合をしたり、ROHと組んで俺のクルーズ計画を行な思ってもそれはOKなんだ。何でか分かるか？ それは俺がWWEに戻った時、さらに大きなスターになっているという事だ。
それはブロック・レスナーがやったような事ではなく、もっと欲望のためだ。伝統的なスタイルだよ。ハルク・ホーガンやリック・フレアー、ニック・ボックウィンクルやその他の選手達は80年代に大物として日本で活躍しただろ。俺は世界王者では無いが、俺がそこに行くという事だけですごい事なんだ。そう行った悪巧みのようなことが好きなんだよ。WWEの一部の人は評価してくれると思う。オフィスの人達だって同じだ。これはビジネスにとって価値のあることなんだから。
それに新日本プロレスやROHだって、WWEだけが唯一の場所じゃ無いという事をある程度示す事ができる。これはビジネスをもっと良くする事なんだ、WWEの人達だって喜ぶと思うよ。これはファンのためなんだ。みんなもっと考えて、もっと頑張れってプッシュしてるんだよ。
実際WWEにとってジェリコはまだ重要な選手です。2016年1月にWWEの番組に復帰したジェリコは、当初復帰はその年のレッスルマニアまでの短期間の予定でした。しかしその後契約延長を繰り返し、結局今年の5月2日までレギュラーとして出場し続けました。さらに本当は今年のレッスルマニア33で、ジェリコはユニバーサル王者としてケビン・オーエンズと対戦する事が予定されていた程です。(※ゴールドバーグ復帰で計画は変更されてしまったが。)
またWWEは来年RAWの放送開始25周年を迎えます。2018年1月22日放送の25周年記念版のRAWにジェリコは登場するかもしれません。もしケニーとの対戦を経たジェリコが登場したら、2016年に復帰した時よりもっと大きなリアクションになると思われます。
そして新日本プロレスにとっても、ジェリコが出場する事で特に米国からの注目度が高まる事が予想されます。そして来年新日本プロレスは3月25日に再びロサンゼルス大会を行いますが、WWEのレッスルマニア34から2週間前となると、特に遠くから訪れるファンにとってはレッスルマニア34にも行こうとしていた場合、期間をあけて2度遠出をしなければならないのでハードルが高くなってしまいます。(※今年のロサンゼルス大会は、遠くから来ていたファンが多かった。)
会場もキャパが2,300人の会場から、5,000人の会場と大きくもなっています。
またジェリコは来年10月にクルーズイベントを行うことになっていて、そこでROHの選手による試合も行われます。
※参考：WWEはジェリコの新日本プロレス参戦を事前位知っていたか？
※参考：ジェリコvs.ケニーは、ジェリコの持ち込み企画だった
(情報：Busted Open Radio)
