クリス・ジェリコとケニー・オメガが、1.4東京ドームでの対決の裏話を明らかにしています。
Talk Is Jericho 2018.1.11
■ジェリコとケニーの1.4東京ドームの裏話
1月4日(木)新日本プロレス レッスルキングダム12 in 東京ドームで、ケニー・オメガのIWGP USヘビー級王座にノーDQ戦でクリス・ジェリコが挑戦しました。試合はケニーがパイプ椅子の上に片翼の天使を決めて勝利し、USヘビー級王座の防衛に成功しました。
ケニーとジェリコはこの死闘の後、仲良くジェリコのポッドキャスト “Talk Is Jericho” の収録をしています。ケニーの回のTalk Is Jerichoは1月11日に
公開されました。そこで2人は1.4東京ドームでの対決の裏話をしています。
以下そのハイライトになります。
ジェリコによるとそもそもノーDQ戦は予定して無くて、当初は通常の試合を計画していたそうです。しかしプロモーションをしてファンの反応を見た後、これはもう徹底的に行けるところまでやるしかないと考えたのだとか。なのでみんなが予想していた、ジェリコの年齢が47歳だからか、ジェリコがケニーについていく事ができないという理由でノーDQ戦にした訳ではないと強調しています。オメガもそんな事はなかったと同意。
結局ジェリコの襲撃や、翌日のケニー・オメガの反撃で残酷さが増してしまったので、ノーDQ戦にするべきだろうと考えたそうです。
この対決を最初に考えたのは、新日本プロレスワールドの英語版の解説者ドン・キャリスでした。ケニーはキャリスからこの計画を聞かされた時、本気で言っているとは思わなかったと思い出しています。しかし実現する可能性があるとわかった時、ケニーにジェリコに連絡して計画を進めたそうです。そして外道にこの計画を持ち込みました。この時新日本プロレスはまだケニーの1.4東京ドームの対戦相手を決めていなかったそうです。しかしケニーは新日本プロレスはケニーvs.飯伏を考えているだろうと思っていたとのこと。
ケニーはまだ飯伏とすごい試合をする事ができるが、この2年間すごい試合をたくさんしてきたので、今回はもっと物語を伝えるような違う事をしたかったのだそうです。
最初にジェリコが新日本プロレスに登場したのは11月5日(日)パワーストラグル 大阪大会での事でした。この時ジェリコはビデオでの登場でしたが、ビデオが流された時ジェリコの参戦を知っていたのは、ケニーの他にこの対決を計画したドン・キャリスとヤングバックスだけだったそうです。(※裏方の人間を除いて)
そしてバックステージに戻ると、みんなファンと同じように驚いていたとか。
そして試合中には問題も起こってしまったそうです。序盤にジェリコがウォールズ・オブ・ジェリコを決めると、ケニーはロープを掴んだが、ノーDQ戦にもかかわらずレッドシューズ海野レフェリーはカウントを始めてしまいました。レッドシューズはジェリコにノーDQ戦だバカ!と怒られる結果に。
そしてケニーvs.ジェリコ戦は第8試合で行われたが、その前にウィル・オスプレイが計画していたものと同じような事をやってしまったので、直前でいくつか計画を変更したそうです。この時オスプレイは場外で柱に登ってムーンサルトをしていました。これにはケニーもフラストレーションが溜まったが、しかしジェリコとなら即興で何かできるという事で、場外でジェリコをテーブルの上に寝かせて、柱に登ってダイビングフットスタンプを決めたのはその場の思いつきだったとのこと。場外で行なっていた事はほとんどその場で考えた事だったそうです。
またジェリコは、WWEのテーブルは薄くて壊れやすいが、日本のテーブルは2インチ(約5cm)くらいあって壊すのがかなり大変だったので、うまくいくか心配していたそうです。結果は全て上手く行きました。
ケニーは入場のため新しいコスチュームだけでなく、新しいテーマ曲と映像を計画していたが、結局数時間前にそれが完成していない?とキャンセルとなってしましました。おそらくその映像を流す時間が無かったのかもしれません。ケニーは試合前にまたもフラストレーションを溜めることに。それはこの収録でも収まっていないようです。
そしてジェリコによると、ビンス・マクマホンは “アルファ vs. オメガ” のブランディングが好きでは無かったそうです。ビンスはこの “アルファ” の意味を誰も分かっていないし、ジェリコと何の関係があるのか? と考えていたようです。しかしどうやら答えは、ビンスが再びフットボールビジネス(※もしくは他のもの)に挑戦する為に、個人的に新しく作ったベンチャー会社がアルファ・エンターテイメントという社名にあったようです。
※参考:ケニーvs.クリスは、ドン・キャリスのアイデアだった
※参考:1.4 レッスルキングダム12in東京ドーム 試合評価
※参考:1.4東京ドーム ケニーvs.ジェリコ試合結果
(情報:Talk Is Jericho)
あとでちょっと追記するかも。