WWEによるROH買収の話が出てきましたが、どうやら着地点は買収という事では無いかもしれません。
PWInsider 2017.3.23
■WWEがROHを買収?:UPDATE
3月22日(水)にプロレスリング・シートが、ROHの親会社シンクレア・ブロードキャスト・グループがWWEとROHの完全売却について今年1月から協議していた報じました。しかしまだ具体的な売却の話には至っていないとのことでした。
PWInsiderによると、実は3週間前からこの話題はレスラー達の間で噂にはなっていたが、WWEとROHの関係者は売却の話は否定していたそうです。
しかし両社で数ヶ月前から協議していたのはどうやら事実のようです。しかしWWE関係者は、現在協議は中断しているが、協議の内容はWWEネットワークでROHの番組を配信する事は可能なのかという事だったと話しているとのこと。そしてその内容は英国のプログレス・レスリングやICWがWWEネットワークで配信しようとしているのと類似しているのだそうです。
ただし、まだ何も契約書にサインしたという事実はありません。
ROHの映像ライセンスのみの件に関してであれば、昨年8月にWWEはROHにその話を持ちかけていたそうです。ROHのCOOジョー・コフも映像ライセンスの交渉に関してはオープンでした。またWWEは今後発売するDVDでROHの映像を使う事を考えているそうです。WWEは今後ケビン・オーエンズとセス・ロリンズのDVDを発売する予定があります。
PWInsiderの情報では、どうやらこの協議での着地点は、WWEがROHの映像を使う為のライセンス購入にあるようです。もし話がうまく進めば、WWEネットワークでROHが放送される事になります。
しかしWWEネットワークでインディ団体の配信を進めているWWEですが、WWEがICWに提示した金額は年間で50,000ドル(約550万円)だそうです。WWEはICWの他にもプログレス・レスリングや、アイルランドのオーバー・ザ・トップ・レスリングにも同様の金額で交渉しているそうです。この金額は決して高いものでは無いですが、今回の件も同様であればシンクレアがそれで納得するかどうかになると思われます。
(情報:PWInsider)
PWInsiderの情報では、交渉の着地点がROHの映像ライセンスになりそう。でも現在ROHは観客動員数で絶好調なので、団体買収の話は選手のやる気を削ぐので止まっているのかもしれません。(※少し前までROHの観客動員は600人前後で良く無かった。)
シンクレアもそれほどROHに力を入れている訳では無いようなので、手放す事もオプションに入れていたのかもしれません。ただ今現在のROHに何か影響を及ぼすという事では無いようです。