アダム・コールのバレットクラブ追放の後、入れ替わりでマーティ・スカルが加入しました。コールのバレットクラブ加入はヤングバックスのアイデアでしたが、スカルの加入は一体誰が望んだのか?
Wrestle Zone 2017.6.3
■スカルのバレットクラブ入りを考えたのは?
5月12日(金)ニューヨークで開催された新日本プロレス&ROHの合同興行 “War of The Worlds PPV” で棚橋弘至と対戦したアダム・コール、しかし棚橋のハイフライフローで試合に敗れてしまったコールは、その直後ケニー・オメガからバレットクラブ追放を言い渡され、そしてマーティ・スカルがバレットクラブの新たなメンバーとなりました。
実はコールのバレットクラブ加入を新日本プロレスにプッシュしたのは、ヤングバックスだったそうです。ヤングバックスの推薦で、新日本プロレスがコールのバレットクラブ入りを決定したとのこと。
そしてマーティ・スカルは、ヤングバックス&ケニー・オメガのジ・エリートのYouTubeチャンネルで配信されている “Being The Elite” に登場していました。スカルがバレットクラブに加入する前から、スカルとジ・エリートの3人は接点があったのですが、Wrestle Zoneに掲載されたヤングバックスのインタビューによると、スカルのバレットクラブ加入はコールの時のようにヤングバックスが推薦したのではなく、新日本プロレスが望んだ事だったのだそうです。
マット・ジャクソンは “俺達はスカルと仲が良かったので、俺達の番組で紹介していたんだ。ファンも彼の事が好きだし要望が増えていったよ。でも彼をバレットクラブに入れようと最初に考えたのは俺達じゃない、新日本プロレスがそれを望んだんだよ。でもROHでスカルの事を見ていただろうから、その影響はあっただろうね。” と話しています。
(※スカルのバレットクラブ加入は、スカルのBOSJ出場と一緒に決定されたらしい)
またヤングバックスは、アダム・コール追放の計画についても話しています。マットは “俺達はコールが出て行くのを知っていた。そしてケニー・オメガとアダム・コールを試合させようとか、何かしようと幾つかのアイデアがあったんだ。でも上手くいかなかった” と話し、続いてニックが “それはビザの問題だったんだ。計画自体はケニーが東京ドームでオカダ・カズチカと対戦した後すぐに考え始めた。その日の夜の事だよ。そして2人が対戦する事を決めたんだ。” と話しています。
ニックの言うビザ問題はおそらくケニー・オメガの事だと思われます。ケニーは5月の新日本プロレス&ROH合同北米ツアーでは、出場したのはカナダのみで米国での大会に出場しませんでしたが、それはビザ発給が遅れていたとの情報がありました。
またアダム・コールは4月末でROHとの契約が終了しましたが、3月下旬のインタビューで今後に関してはまだ決定をしていないと話していました。しかしヤングバックスの話では、今年の1.4東京ドームの時点でROH退団を決めていたようです。
コールはこの後WWEと契約する事になると思われます。しかしWWEは他団体を退団した選手とは一定期間(※おそらく90日間)交渉を行わない方針を決めたようなので、それは少し先の話になりそうです。実際WWEはコールと交渉をまだ行っていないそうです。
またヤングバックスは、7月からヤングバックスのTシャツが米国アパレル小売チェーンのホット・トピックの幾つかの店舗で販売開始されるが、バレッットクラブのTシャツは全店舗で販売されるとも話していました。
ホット・トピックは世界で600店舗以上あるそうです。(※ホット・トピックは若者向けのロック&パンク系のお店)
(情報:Wrestle Zone)
気になるのは、PWInsiderがケニー・オメガが米国で試合をしないのはビザ問題は関係していないと言っていたんだけど、何があるんだろう?