[新日本プロレス] AXSの会長マーク・キューバン、新日本プロレスの放送枠を拡大したいと語る

米国で新日本プロレスを放送しているAXS TVの会長マーク・キューバンが、今後のAXSでの新日本プロレスの展開について話していました。


Sports Illustrated 2017.12.13
AXS会長マーク・キューバンが語る

現在米国で新日本プロレス(ワールドプロレスリング・リターンズ)を放送しているケーブルTVのAXS TVですが、AXS TVの会長あり実業家のマーク・キューバンは、スポーツ・イラストレーテッドのインタビューで、今後のAXSでの新日本プロレスの計画について話しています。

現在AXSでは、毎週金曜日の夜8時に新日本プロレスを放送していますが、キューバンはもっとライブ放送を増やしてこの枠を拡大させる事を考えていると話しています。
現在放送しているのはワールドプロレスリング・リターンズで、後からジム・ロスとジョシュ・バーネットによる実況/解説を加えているので、大会が行われてから数週間の遅れがあります。

なのでキューバンはもっとライブ放送を行いたいと考えているそうです。そのためにAXSは新日本プロレスとスペシャルイベントに関して色々と協議しているようです。(※おそらく米国開催の)
今年7月1日・2日新日本プロレスは、カリフォルニア州ロサンゼルスでG1スペシャル in USAを開催しました。初日はAXSでライブ放送され、2日目は後日録画放送されています。さらに来年の3月25日にはまたロサンゼルスでストロング・スタイル・イボルブドが開催されることもすでに決定しています。

さらに来年の1.4東京ドームは、開催から2日後の1月6日(土)にAXSで放送する事になっています。(※オカダvs.内藤、ケニーvs.ジェリコ、棚橋vs.ホワイトの3試合のみ、残りは12日に放送。)
さらに1.4東京ドームの放送に向けて8時間の事前番組も予定しているそうですが、キューバンが新日本プロレスの放送で強気でいる理由は、現在米国のケーブルTVはネットフリックス等のストリーミング配信サービスの躍進で全体的に減少傾向となっているが、しかしAXSの視聴者は増えているのだそうです。

AXSは元々MMAを放送していましたが、新日本プロレスを放送する事によって、新たな視聴者がMMAにも流れる好循環が生まれているそうです。さらにAXSはPhilo.comでも配信されているので、月額15ドルでインターネットが繋がっていれば視聴できるとのこと。

また現在AXSの新日本プロレスで実況を担当しているジム・ロスの契約は来年の1月までですが、まだサインはしていないものの契約延長する事で合意しているそうです。

キューバンは、自分は熱狂的なファンとまでは言えないが、新日本プロレスは他のどの団体よりもレスリングにフォーカスしている、間違いなく選手は他の団体に引けを取らないとも話しています。
さらにキューバンは新日本プロレスを放送して、米国でのスペシャルイベントを開催したとしても、新日本プロレスは言語が違うのでWWEのビンス・マクマホンを脅かすような事にはならないとも。(※圧力をかけられる事は無いという意味で。)

これに関しては、1.4東京ドームで20年ぶりに新日本プロレスに参戦するクリス・ジェリコが、WWEにとってプラスになるのであればむしろビンスは歓迎していると話しています。ジェリコは1.4東京ドームでケニー・オメガと対戦して、レスラーとして自分の価値をより大きくしようと考えています。そんなジェリコがWWEに復帰すれば、それはWWEにとってもプラスになるとい事だそうです。

(情報:Sports Illustrated)


マーク・キューバンはAXS TVファイト(元HDNetファイト)という、MMA団体を作るほどのMMA好きだそうです。また2009年にはWWE RAWに登場して、オートンにRKOされたことも。