AEW関連のあれこれをまと目の続き。
Wrestling Observer 2019.1.10
■オール･エリート･レスリング関連まとめ
社長のトニー･カーンはAEWでプロレスをよりスポーツのようにしようと考えているようです。スポーツと言っても、おそらくWWEと比較しての事だと思われます。決起集会でもコーディはAEWではより勝敗が重要になると話していました。これは米国でのUFC等のMMA人気の影響があります。10月からスマックダウンLIVEがFOXで放送されるWWEも、FOXからよりスポーツのようにと要請があるそうです。
よりスポーツのようにという事でAEWにとって新日本プロレスは重要です。しかしROHと共同開催のMSG大会がある新日本プロレスはROHとの関係を継続させる事を決断したようです。またROHにとってもAEWは競合団体です。
AEWと新日本の両団体の間で鍵となるのはケニー･オメガの存在があります。1.4東京ドームのあと(1月7日)、ケニーには新日本退団の意思がある事が東スポによって明らかにされました。しかし今現在新日本プロレスからケニー退団は発表されていません。
ケニーはWWEからのオファーはすでに断っているそうなので、ケニーのAEWは確実と思われています。AEWと新日本プロレスで話し合いの場があったが、現時点で新日本プロレスはAEWと提携する事に関心がなかったそうです。しかしジェリコはすでにAEWと契約しています。ケニーもAEWと契約する事になれば、新日本プロレスも提携を検討せざるを得ない状況になると思われます。(AEWがケニーとジェリコを交渉材料として持ち出せば)
ケニーと親友の飯伏幸太もAEWに出場するようになるかもしれません。しかし飯伏は引き続き新日本プロレスに出場する事にもなっています。(※脳しんとうで欠場する事になったが。)
ただし現時点でケニーはAEWに行くと思われているが、東スポのインタビュー以外情報は無いようです。そしてAEWは新日本プロレスとの提携を望んでいるので、新日本プロレスのビッグイベントのある週末のスケジュールを空けているそうです。TV収録は平日の夜行う事になっているとか。ケニーの契約は1月31日(木)までです。新日本プロレスがAEWに歩み寄る事があれば、状況は変わるかもしれません。
ケニーを失うかもしれない新日本プロレスは、今年ウィル･オスプレイ、ジェイ･ホワイト、ジュース･ロビンソン、そしてジェフ･コブ(?)をプッシュする事になるそうです。1.4東京ドームで新US王者となったジュースは、新日本プロレスと3年契約を結びました。しかしそれまでジュースは新日本プロレスと契約していなかったそうです。
最後にAEWの登場によってあらゆる選手たちの選択肢が増えた事になります。それはWWEの選手たちも同様です。TV局との契約次第ではかなりの資金力を持つAEW、WWEはそれを警戒してますます選手を囲う事になると思われます。また選手が分散する事で、新日本プロレスにとって優良な外国人選手の獲得が難しくなる事になりそうです。
(情報：Wrestling Observer)
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