[新日本プロレス] ケニー・オメガ、中邑真輔・AJスタイルズ達の離脱発覚後の新日本プロレスを語る

ケニー・オメガ

中邑真輔やAJスタイルズ達が離脱するという形で2016年がスタートした新日本プロレスですが、その影響を大きく受けた内の1人であるケニー・オメガは、この2ヶ月間の出来事をインタビューで語りました。


Rolling Stone 2016.2.24
ケニーが新日本プロレス激動の2ヶ月を語る
(Kenny Omega Most recent 2 months of NJPW)

今年の1月初め、新日本プロレスの中邑真輔、AJスタイルズ、カール・アンダーソンとドク・ギャローズがWWEに移籍をするというニュースが報じられ、2月下旬にはその4人全員が新日本プロレスから去って行きました。
そしてこの4人の抜けた穴を埋める役割を任されたうちの1人、ケニー・オメガは棚橋弘至から勝利しかつて中邑が保持していたIC王座のベルトを獲り、さらに新設されたNEVER6人タッグ王座のベルトをヤングバックスと共に獲得しました。そんなケニー・オメガは、中邑達の離脱のニュースが出て約2ヶ月後の2月下旬にローリング・ストーンのインタビューを受けました。
以下そのハイライトになります。
(※このインタビューは2月24日に掲載されたものです。)


Q:ケニーにとってこの2ヶ月間は?
オメガ:それはもう大混乱でしたよ。自分とヤングバックスはビッグイベントの前はいつも一緒にいて、一緒に軽く食事したりするんです。そしたら自分たちの友人や同僚が突然新日本プロレスを去るってニュース(中邑、AJスタイルズ、カール&ギャロのWWE移籍)が出たんです。今後の新日本プロレスのトップ選手のほとんどが変わるんですから。
新日本に加わった時から物足りなさを感じていたけど、ジュニア部門から動けなかった。それが突然、ただチャンスがあっただけじゃない、全てにおいてちょっとだけ意見できるようになった。新日本に来てから長い間、序列があった。新日本はトップ選手から意見を聞いて、本当に保守的なブッキングをしていたんです。多分、それらに関わるほとんどの人が去ったんだと思う。だから新しいアイデアを受け入れるようになったんだろうね。自分とヤングバックスにはいつだってアイデアをたくさん持っている。友人が去るのは悲しいけど、自分達は2016年にすごいチャンスがあると考えていた。


Q:ニュースが出るまで知らなかった?
オメガ:2015年の自分の最後の試合の時、アメリカで幾つか噂は聞いていました。ヤングバックスと自分は2CWに出場していたんですが、その時 “何人か退団するって噂を聞いたよ” って言われたんです。でも噂はどこにでもあるので、その時は気にしませんでした。直接その事を教えてもらえなかったのは、ちょっとショッキングでしたね。何かが始まっていると思った。そして1.4東京ドームのために日本に行ったら、全てが明らかになったよ。自分たちの周りのみんな全てがクレイジーな状況になってたね。自分達はただそれを見ていた。自分たちは噂を知っていたけど、新日本のオフィスはそれを知るすべはなかったからね。すごい光景でしたよ。みんなパニックになってた。でも新日本は最悪な状況を何とか乗り越えようとしていましたね。
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Q:その時の会社とロッカールームの様子は?
オメガ:1.4東京ドームの前にはプロモーション活動をするので、ほとんどの人達は近くにいました。自分達の出番の時は多くのスタッフも回りにいます。なので色々な感情を見ることができたんです。何人かは怒っていたし、悲しそうな人もいれば、泣きそうになっている人もいました。みんな自分なりに我慢しようとしていたと思う。そのような光景をほとんど見たと思う。その時は自分はそうならないようにしようと思って、この最高にネガティブな状況をポジティブに変えようと考えていました。眼の前で起こった事を見て、自分達は分析して変えようとしたんです。自分達でそのギャップを埋める方法を考えていたんです。カール・アンダーソンとドク・ギャローズは外国人のタッグチームだったけど、新日本はその代わりを誰にするのか?世界最高のレスラーの1人であるAJスタイルズの代わりを誰にするのか?そして自分達はどうやって変化していくのか?ヤングバックスと自分はずっと考えていたので、年間最大の大会に向けてはあまり集中する事が出来なかった。



Q:AJスタイルズの代わりのトップ選手に選ばれたが?
オメガ:ブッカーが自分のところに来て “ケニーいいかな?ケニーはもうJr.ヘビー級王座に挑戦しなくても良いと思うんだけど、それでAJスタイルズがやってたポジションに入ってもらいたいと思ってる。” って言われたんです。いつもは自分はシャイな方ですが、臆病ではありませんよ。でもその時はその決定について “OK” って言いましたね。彼らが心配でもあったので。
その時最初に思ったのは “ようやく来た” でしたよ。2008年に日本に来てからずっと団体のトップになる事を考えていたんです。新日本プロレスに加わった時、ようやくそこに辿り着けると思っていたんです。そしたらAJスタイルズが来たんです。それでまた遠のきました。AJスタイルズは好きだったし、彼がなぜそのポジションを与えられるか完全に理解もしていた。でも自分はもう1人のAJスタイルズかプリンス・デヴィットになって、AJスタイルズの抜けた穴を埋めようとは思わなかった。自分はケニー・オメガとして、スターの座に就きたかった。ヤングバックスが自分をサポートしてくれている。初めの2ヶ月はそんなに大変じゃなかったし、ファンも楽しんだと思うよ。
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※参考:ケニー・オメガ&ヤングバックスの「Being The Elite」が終了か?

※参考:ヤングバックスはしばらくお休みか、そしてヒールターン?

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(情報:Rolling Stone)