ケニー・オメガがバレットクラブの新たなリーダーとなって約2ヶ月、新たに結成したジ・エリート、そして謎のニュー・デイへの挑発行為に対して語りました。
Rolling Stone 2016.2.24
■ケニーが新日本プロレス激動の2ヶ月を語る
(Kenny Omega Most recent 2 months of NJPW)
バレットクラブからAJスタイルズを追放し、新たなリーダーとなり、さらにヤングバックスと共に “ジ・エリート” と称するようになったケニー・オメガ、その背景には何があったのか?そして突然ニュー・デイに挑戦状を叩きつけたその理由とは?ケニーはその事についてローリング・ストーンのインタビューで語っています。
以下そのハイライトになります。
(※このインタビューは2月24日に掲載されたものです。)
Q:ケニーとヤングバックスは最近はっちゃけてるけど、それはバレットクラブの新しい方針?
オメガ:いっつも自分たちは冗談ばかり言っていたので、ジ・エリートと呼ばれるユニットを作らなければならないと思った。最初は単なるジョークだったけど、自分達はいつも考えている事が同じだったから。プロレスの試合がどうあるべきかって同じ意見を持っています。ジ・エリートととはほぼこの3人の事です。”バレットクラブはもうかつてのようなバレットクラブではない。そして自分達を全力でジ・エリートと呼ぶ時が来た” って考えたんです。リングでも外でも3人でずっと一緒に行動したかった。時々おバカなことをしているけど、まだプロレスに戻って来れる。それがプロレス界で最もクールなものの1つだと思う。それでまったく関係ない映像を作ったりしてたんです。裸でIC王座のベルトを巻いたり、バックスがベッドの下に隠れていたりと、少しはプロレスと関係しているけど。これもプロレスです。自分たちはこんなのが好きですね。ビッグイベントや試合がなくても、みんなのためにコンテンツを作るのが好きです。みんなには常に何かを提供したいと思っている。もしかしたら自分たちをコントロール出来ないからって、このような事はすぐに禁止にする人がいるかもしれない。その日が来るまで、ソーシャル・メディアでおバカなビデオをアップしていくつもりです。
Q:そのジ・エリートって何なの?
オメガ:バレットクラブはちょっとしたポップカルチャー現象を起こしました。プロレスが好きじゃない人も、自分達の試合を見た事無い人だってバレットクラブのTシャツを着ているんです。そして格好いい。新日本プロレスだってそれをキープしていたいのは理解している。なんたって儲かるからね。今後もずっとバレットクラブでも良いんだけど、でもみんなに自分とマットとニックがジ・エリートである事を知って欲しい。だから今年はジ・エリートを頑張ってプッシュしたいと思ってる。誰もがおバカでエンターテインメントなプロレスを観に行くとこと、それがジ・エリート。バレットクラブやいろんなレスラーが入っては消えていきます。良いのか、悪いのか、小っ酷いのか、誰が何をしているかって個性をもっと出すべきだと思う。この過渡期に、実際にそれを維持してい発信しているのがジ・エリートなんです。
Q:最近WWEのニュー・デイを挑発しているが?
オメガ:エグゼビア・ウッズとはネット上でちょっとした抗争をしていました。自分はずっとゲーム好きレスラーとして支持されてきたけど、突然ウッズがYouTubeチャンネルと共に、この分野に現れたんだ。本音を言えば凄いって思うけど、でもライバル関係になるって考えもあったんだ。自分は日本代表のゲーム・フリーク、ヒールだけど。そしてウッズはアメリカ代表のゲーム・フリーク。彼は違う層にアプローチしているけど。自分たちはネット対戦できる格闘ゲームが好きで、特にストリートファイターが好きなんだよ。ファンを増やしたいから、実施に撮影をしてちょっとギアを変えたんだ。ファンは楽しんだと思うよ。彼とストリートファイターで対戦した事で、それが実際の遺恨試合につながれば良いかなって。ただゲームをしてる分けじゃない。目標は試合をする事です。ヤングバックスも自分もそれをプッシュしているところです。だからNEVER6人タッグのベルトを取った時、ベルトに団体の垣根は無い、俺達だったらできるって言ったんです。もし本当に試合ができるのなら、その為だったらなんでもするよ。これはプロレス界全体にとって良い事だよ。でもWWEは儲けや見栄えの良さをいつも気にしている事は知っている。それは理解できる。でも今回はお互いWIN-WINだと思う。みんな無理だって言うけどね。みんな団体間で争いが無い時は、業界が良くなる事について話していてる。
でもジ・エリートは会社の力がなくてもやってみせる。自分達自身でWWEに向かってやりたいって言っているんだよ。ファンも望んでいるだろう。ファンが望んでいる事をやってはいけないって誰が言うんだ?自分達はどこでもいつでも、それを実現させる努力をしますよ。
WWEはスポーツ・エンターテインメントと主張するなら、これなんて丁度良いじゃないか?みんなが楽しめる。自分やヤングバックスはインターネットでも人気者だ。マッチ・オブ・ザ・イヤーのランキングにだった名前を連ねている。どこでやるかは気にしない。これはプロレス界全体にとって助けになるし、これまで不可能だった事の平和外交だよ。自分たちだけのためじゃなく、みんなのためだと思ってやっている。
このインタビューは長いので、まだ続きがあります。次はROH編。
※参考:ケニー・オメガ、中邑真輔・AJスタイルズ達の離脱発覚後の新日本プロレスを語る
※参考:ケニー・オメガ、今回のチャンスが無ければWWE NXTに行こうと考えていた
(情報:Rolling Stone)
要は、ヤングバックスとケニーは才能があって仲良しって事かな?