ダニエル・ブライアン、引退を決意する前に新日本プロレスに行く事も検討していた

正式に引退を表明したダニエル・ブライアンですが、引退を決断する前はWWEを辞めてた団体に出場する事を本気で考えていたようです。


Wrestling Observer 2016.2.10
ブライアン、引退発表前に新日本プロレスに行く事も検討していた
(Daniel Bryan Considered NJPW Prior To Retirement)

現地時間2月8日(月)ダニエル・ブライアンはツイッターで引退する事を発表し、その日の夜のRAWで引退スピーチを行いました。ブライアンはそのスピーチで “1週間前に受けた脳のテスト結果が、自分が考えていたよりも悪かった” と述べていました。

レスリング・オブザーバーによると、ブライアンは最後の脳検査を受ける前の数ヶ月間、WWEと復帰に向けてずっと協議し続けていました。その時ビンス・マクマホンはにブライアンに “復帰はほぼ無理だ” 伝えていたそうです。そのビンスの言い回しがブライアンにはまだ “レスラーとして復帰できる” チャンスが残されていると伝わり、そしてブライアンは契約解除を求めたのだそうです。
そしてブライアンはその時、新日本プロレスとROHに出場する事を考えていました。ブライアンにとってプロレスは仕事では無く好きだからやっている事なので、13,000人の観客でも300人の観客でもブライアンとってそれは問題ではありませんでした。そしてブライアンは自分の知名度がインディ・シーンの助けにもなると考えていたのですが、結局WWEはブライアンの契約解除を認める事はありませんでした。選手側から契約解除を求めても、WWEがそれを了承しなければ契約解除される事はありません。

そしてブライアンは最後の望みを託して、再び脳検査を受けたのですが、その結果は引退スピーチで述べたものになりました。

ブライアンは引退スピーチの翌日、ESPNのスポーツセンターに出演し、自身のキャリアの中で10回も脳しんとうと診断された記録がある事を明らかにしました。そしてブライアンはWWEでの検査の前にニューヨークで検査を行っていたが、その時に “脳の側頭頂部に慢性的な障害がある” と診断されていて、それは脳卒中を引き起こす可能性があり、脳の膨張を引き起こす事さえあったそうです。さらにブライアンは脳しんとう後、脳卒中の症状があった事を長い間隠し続けていたそうです。

(情報:Wrestling Observer)


WWEとの契約が終了したら、新日本プロレスで試合をするのでは?と考えた人もいたでしょうが、今となってはそれが起こる事は無さそうですね。