[新日本プロレス] 米国開催の動機、新日本プロレスワールド会員数増、新たなヤングライオンは2m超、他

7月にロサンゼルス大会が開催される事になりましたが、開催の動機を木谷オーナーが説明しています。そして1.4東京ドームで、新日本プロレスワールドの会員数はどれくらい増えたのか?、他


日刊スポーツ 2017.1.5
米国開催の動機

2017年1月4日(水)に行われた新日本プロレス レッスルキングダム11 in 東京ドームは、昨年のレッスルキングダム10の観客動員数25,204人に対して、26,192人と988人増の3%アップで終了しました。またメインイベントのオカダ・カズチカ vs. ケニー・オメガのIWGPヘビー級王座戦も国内外問わずかなりの高評価のようです。
そして翌日の1.5後楽園ホール大会の英語解説を務めたスティーブ・コリノは、1月4日に新日本プロレスワールドの会員が1万人増えて、そのうち55%が米国からのユーザーだったと話しています。

また1.4東京ドームでは、7月1・2日に米国のカリフォルニア州ロサンゼルスで “G1スペシャル in USA” と言う名称の大会が開催される事も発表されました。会場となるロングビーチ・コンベンションセンターの収容人数は4,000〜5,000人程度だそうです。日刊スポーツは1.4東京ドームの前日に新日本プロレスの木谷高明オーナーにインタビューしており、ビッグイベントを米国で開催する理由は、昨年WWEに主力選手(中邑真輔、カール・アンダーソン)を引き向かれた事で “1番の動機は悔しいから。反撃ののろしです。攻められっぱなしは悔しい。米国に本格的に進出いします。” とのこと。東スポによると、昨年6月にオカダ・カズチカが新日本プロレスに要請していたのだそうです。
そして米国開催の後は “WWEより安い放映権料でケーブルTVに映像を売っていく。状況を見つつ現地に事務所も構え、道場もつくっていきたい” とも木谷オーナーは話しています。

1月5日(木)新日本プロレスは、今後の海外展開を見据え、選手契約方法を見直して複数年契約制を導入すると発表しています。(※エルガンとオスプレイは昨年新日本プロレスと2年契約をしたと言われています。)
そしてネット配信サービス、新日本プロレスワールドも内容の充実の施策を進めているとのこと。

そして以前から噂にあった新しいヤングライオン、タマ&タンガの弟のタウラ・フィフィタが正式にヤングライオンになる事がタマ・トンガのツイートで明らかになりました。タウラ・フィフィタは昨年のニュージーランド大会でヒクレオのリングネームでデビューしていました。身長は204cmもあります。




※参考:レスリング・オブザーバーの1.4東京ドーム 試合評価


(情報:日刊スポーツ)


AJスタイルズとドク・ギャローズは元々フリーエージェントだったので、引き抜きの対象外かと。あと当然米国進出となればWWE NXTの強豪団体となるので、何かしらの圧力はあるかもしれませんね。企業間競争です。
木谷オーナーがあと3年から5年で米国のケーブルTV業界が大きく崩れると推測していましたが、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、そんな事になれば米国のスポーツビジネスも成り立たなくなるので、そのような事は起こらないだろうと。WWEの収益がケーブルTVでの放映権料に大きく依存しているので、今後のWWEに大きく影響するという木谷オオーナーの考えです。確かにケーブルTVの視聴者数は減ってきています。それにより数年後WWEの収益が減る事は予想されますが、米国ケーブルTVの崩壊とまでは行くかはどうなのか?答えは3〜5年後明らかに。(※WWEはUSAネットワークと複数年契約なので、すぐに減るという事は無いそうです。何よりUSAネットワークにとってWWEの存在はかなり大きいです。)あとWWEに協力的なインディ団体は少なく無さそうです。
あと気になるのが、ビジネスで安さをアピールするのは良い事だけでは無いと思う。質が悪いと思われかねない。米国ではすでにAXSでジム・ロス&ジョシュ・バーネットで新日本プロレスを放送しているので、同等かそれ以上で無いとガッカリする人も少なく無いかもしれない。あと米国にはWWEがあるので、セットが安っぽいとインディっぽいと思われる。それでROHも苦労していたようだし。ビッグイベントとなる米国興行は、はたしてどうなるのか?