一時はROHと険悪な状態となってしまったケニー・オメガですが、再びROHに出場する事になった心境と、それまでの経緯について語っています。
Rolling Stone 2016.2.24
■ケニー・オメガ、ROとの関係について語る
(Kenny Omega Talks About Relations with ROH)
ケニー・オメガはDDTに出場するために2008年に来日しましたが、ほぼ同時期にROHにも出場し始めていました。しかし2010年12月のROHファイナルバトルPPVを急遽欠場してしまったケニーは、それからROHに出場することはありませんでした。そして2016年、新日本プロレス所属となっていたケニーはIC&NEVER6人タッグ王者となり、再びROHに出場する事になりました。
今年の2月末に行われたローリング・ストーンのインタビューで、ケニーはROHとの出来事について語っています。
以下そのハイライトになります。
(※このインタビューは2月24日に掲載されたものです。)
Q:久しぶりにROHに復帰する事になったが?
オメガ:不思議な感じはします。ROHではあまり活躍していないうちに離れたから。ロッカールームはあの時とは変わっているだろうけど、まだあの時にいた選手は沢山いるし。2010年からROHには出場してないけど、さっき話していた事よりもROHに復帰する方がかなりナーバスだね。本当にROHに復帰するのは精神的にキツイものがある。ファンの期待に応えられる試合が出来れば良いんだけど。いつも通りヤングバックスと最善を尽くすよ。自分達の試合は本当にユニークだから、ファンも今までROHでは見た事のないものだと思う。上手くいけば、ファンは大満足してくれると思う。
Q:なぜ長い間ROHに出場しなかった?
オメガ:あの時、日本でフルタイムで出場する事になって、でも幾つかの団体と出場するつもりで、バランスを取ろうとした。でも日本での予定は2倍になったんだ。その間もROHに出場するつもりでいたし、米国でもブッキングを受け付けていた。
日本ではその時DDTに出場していたし、新日本プロレスにも出場していて、Jr.タッグ王者だったんです。全部のバランスを取る事は難しかった。そしたら問題が起こった。2010年の12月に日本で足首を怪我したんです。そして治療の為に帰ってきたら、日本で自分が東スポのプロレス大賞ベストバウトに選ばれて、彼らは受賞の為に日本に戻る事を望んでいたです。それは名誉ある賞で、足首も良くなってきたから飛行機で日本に行ったら、また足首がスイカのように腫れてしまったんです。翌日ROHのファイナルバトルPPVの為にまた飛行機で戻らなければならなかったんだけど、あの時はどう考えても無理でした。なので嘘じゃない証拠として写真を撮ってブッカーの1人にそれを見せようと考えたんですが、思いのほかグロテスクな写真になってしまったので、その代わりに切断された足の画像を送ったんです。愉快なジョークのつもりで。画像と一緒に足を負傷してしまったので、PPVには出場できなくなったとメッセージも送りました。嘘じゃないんだけど、まだ冗談が通じるような関係性ではなかった。彼には冗談が通じなかったんです。それでPPVをキャンセルしたのとその画像のせいで怒らせてしまったようです。
でも最終的に日本で我々は再び会う事になり、和解する事が出来ました。
この次がケニーのインタビュー最後になります。
※参考:ケニー・オメガ、中邑真輔・AJスタイルズ達の離脱発覚後の新日本プロレスを語る
※参考:ケニー・オメガ、今回のチャンスが無ければWWE NXTに行こうと考えていた
※参考:ケニー・オメガ、ジ・エリート&ニュー・デイへの挑発について語る
(情報:Rolling Stone)
せっかくROHとの関係が改善できたケニーですが、今度はビザの問題でまたROHの大会を欠場する事になってしまったんですよね。今度はちゃんと状況を伝えられたようですが。